2001 Fiscal Year Annual Research Report
「社会基盤としてのセキュアコンピューティングの実現方式の研究」の推進と評価
Project/Area Number |
12133101
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
米澤 明憲 東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (00133116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安西 祐一郎 慶應義塾大学, 塾長 (40051875)
片山 卓也 北陸先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (70016468)
伊藤 貴康 東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80124551)
溝口 文雄 東京理科大学, 理工学部, 教授 (50084463)
米崎 直樹 東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科, 教授 (00126286)
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Keywords | ソフトウェアセキュリティ / ソフト技術 / 安全な情報基盤 / 形式的検証法 / ソフトウェア記述系 / ソフトウェア実行機構 / メールシステム / 内部評価 |
Research Abstract |
本研究は、平成12年9月より開始した、特定研究「安全は情報基盤」の総括班として活動が中心となる。本年度の総括班活動は、大きく分けて、1、研究推進および成果広報活動、2、研究成果の評価、3、研究項目間の連携推進、の3つに分けられる。以下、この分類に沿って概要を報告する。 1、(1)平成13年9月21日公開シンポジウム「安全は社会基盤を支えるソフトウェア技術」を開催。 (2)平成13年9月22日国際シンポジウムを開催。 (3)平成13年10月26、27日国際シンポジウム開催。 2、平成13年8月に直接研究に従事しない総括班メンバー5名および、専門家1名による、本研究領域の研究成果(平成12年9月より平成13年7月までの期間中の成果)についての、内部評価を実施しその結果を本年度研究成果報告書に掲載。 3、領域内の3つの研究項目(形式的検証法、ソフトウエア記述/実行機構、インフラストラクチャ)に沿った個別研究の連携を促進するため、各項目での研究成果を基礎におく、「安全なメールシステム」の構築研究をすすめ、平成13年9月はじめに、そのメールシステムのシステム概要を公表し、さらに平成14年3月はじめに、構築中のメールシステムのデモを行った。なお、このメールシステムについては、平成13年8月22日日本経済新聞(朝刊一面)に報道されている。
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[Publications] セキュアシステム構築グループ: "セキュアメールシステムの構築方式(中間報告)"99 (2001)
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[Publications] 柴山 悦哉, 米澤 明憲: "社会基盤としての安全なソフトウェア"岩波書店「科学」. 71巻 12月号. 1515-1517 (2001)