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2000 Fiscal Year Annual Research Report

上皮細胞におけるアミノ酸・薬物のベクトル輸送形成機構の解析

Research Project

Project/Area Number 12144201
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

杉山 雄一  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (80090471)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 金井 好克  杏林大学, 医学部, 助教授 (60204533)
KeywordsMDCK細胞 / 経細胞輸送 / OATP2 / MRP2 / 有機アニオン / 胆汁排泄 / ベクトル輸送 / ABCトランスポーター
Research Abstract

肝実質細胞における有機化合物のベクトル輸送は、血管側膜上に発現される取り込み輸送担体、および胆管側膜上に発現される排出輸送担体により形成される。本研究では、これらの輸送担体をMDCK細胞に発現させ、ベクトル輸送が再現できるか否かについて検討を加えた。なお、特に有機アニオン系化合物の輸送に着目し、取り込み輸送担体としては、human organic anion transporting polypeptide2(OATP2)、排出輸送担体としてはhuman multidrug resistance associated protein2(MRP2)について検討した。Human MRP2はretrovirusによりMDCK細胞に導入した。OATP2はゼオシン耐性で選択可能なプラスミドベクターによりMDCK細胞に導入した。その結果、OATP2はbasal側に、MRP2はapical側に発現されることが確認された。また、経細胞輸送について検討を加えたところ、OATP2およびMRP2の共基質となる、17bestradiol-17b-D-glucuronideやpravastatinのbasalからapicalへの経細胞輸送は、共発現細胞において顕著な方向性を示した。これらの結果は、本共発現系が肝細胞を介したベクトル輸送を解析する上で有用となることを示している。
また、MRP2がapical側に局在する機構を解明するため、MRP2分子の細胞質ドメインに対してyeast two hybrid系を用いて新規細胞質蛋白を同定する試みを開始している。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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