2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12146204
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (B)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
小南 欽一郎 九州大学, 生体防御医学研究所, 助手 (80304830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠山 鎮次 九州大学, 生体防御医学研究所, 助教授 (70294973)
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Keywords | ユビキチン / タンパク分解 / SCF / F-box / Skp1 / Cullin |
Research Abstract |
ユビキチン化された蛋白分子がプロテアソームにより分解される系は、様々な細胞内シグナル分子の発現制御及び活性化において重要な反応系である。中でもSCFユビキチンリガーゼ(E3)の系は特に、細胞周期、発生におけるシグナル伝達に重要であることが示された。その活性制御機構を明らかにするために、まずSCF複合体に結合するタンパク質の取得を試みた。 1)新規のSCF結合タンパク質の単離と解析 SCF構成要素の一つであるSkp1を餌としてYeast two hybrid法を用い、SCFへの新規結合タンパク質の取得を行った。その結果、4種の新規タンパク質が取得され、その中には、新規のF-boxタンパク質等が含まれていた。これらはいずれもin vivoでSkp1と結合することが確認された。中でもSbp2を酵母の中で高発現すると、フローサイトメーターによる解析で多倍数体の出現が認められ、細胞が致死になることが見いだされた。種々のSbp2欠失変異体を作成し、Skp1及びSCF遺伝子群との遺伝学的解析を進めたところ、Sbp2のF-box領域およびそれに隣接するリンカードメインがSCFに対し負の効果をもたらすことが明らかになった。 2)TAPシステムを用いたSCF結合タンパク質の取得 最近開発されたTAP(Tandem Affinity Purification Tag)システムを用い、FWD1,Skp2,Cull,Cul2,Cul3複合体を精製した。この場合、対照標品には結合タンパクが全く見られないことから、これらに見られる結合タンパク質は上記タンパク質に対する真の結合タンパクであることが示された。この中には、Skp1,Rbx1、elongin B,elongin Cはもとより新規タンパク質数種が含まれていた。これらはSCFの活性制御などに関わっている可能性が考えられる。現在マススペクトロメーターでこれらのアミノ酸配列の決定を行っている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Yamano H. et al.: "The spike of S-phase cyclin Cig2 expression at the G1-S border in fission yeast requires both APC and SCF ubiquitin ligases."Mol.Cell. 6. 1377-1387 (2000)
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[Publications] Yamanaka A. et al.: "Cell cycle-dependent expression of mammalian E2-C regulated by the anaphase-promoting complex/cyclosome."Mol.Biol.Cell. 11. 2821-2831 (2000)
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[Publications] Osaka F. et al.: "Covalent modifier NEDD8 is essential for SCF ubiquitin-ligase in fission yeast."EMBO J.. 19. 3475-3484 (2000)
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[Publications] Tojima Y. et al.: "NAK is an IkB-activating kinase."Nature. 404. 778-782 (2000)
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[Publications] Nakayama K. et al.: "Targeted disruption of Skp2 results in accumulation of cyclin E and p27Kip1, polyploidy and centrosome overduplication."EMBO J.. 19. 2069-2081 (2000)
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[Publications] Ishida,N et al.: "Phosphorylation at serine 10, a major phosphorylation site of p27Kip1, increases its protein stability."J Biol.Chem.. 275. 25146-25154 (2000)
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[Publications] 小南欽一郎: "実験医学"羊土社. 218 (2000)