2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12147206
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
箱嶋 敏雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00164773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 健 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40346309)
岡田 健吾 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (60304169)
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Keywords | X線 / 構造生物学 / 金属 / ジストニア / アロステリック |
Research Abstract |
DNAの複製および塩基除去修復の過程で生じるRNAプライマーや損傷ヌクレオチドは、最終的に副産物としてDNAポリメラーゼによって鋳型鎖から引き剥がされ、1本鎖突出構造(flap構造)を形成する。Flap endonuclease-1(FENI)は、Mgイオンを活性部位にもつ構造特異的エンドヌクレアーゼとして、このflap DNAを特異的に切断除去し、細胞の癌化や疾患を抑制している。本酵素は、それ単独でもflap DNAを認識して酵素活性を示すが、DNAクランプとして機能するproliferating cell nuclear antigen(PCNA)によって、酵素活性が数十倍に促進されることが知られている。 本研究では、分解能2.9Åで構造解析した。活性部位には、2個のMgイオンがクラスター状になって存在していた。FEN1-PCNA複合体から、FEN1の触媒ドメインとPCNA結合部位を連結するループがヒンジとして機能していることを解明した。PCNA上のFEN1は、flap DNAの切断部位に活性中心を近づけるために、このヒンジを利用して、スイング運動をしていると考えられる。これを確かめるための変異実験を開始した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Sakurai, S.: "Preparation and crystallization of human flap endonuclease FEN-1 in complex with proliferating-cell nuclear antigen, PCNA."Acta Crystallogr.D. D59・5. 933-935 (2003)
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[Publications] Hakoshima, T.: "Structural basis of the Rho GTPase signaling."J.Biochem.(Tokyo). 134・3. 327-331 (2003)
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[Publications] Shimizu, T.: "Parallel coiled-coil association of the RhoA-binding domain in Rho-kinase."J.Biol.Chem.. 278・46. 46046-46051 (2003)
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[Publications] Hakoshima, T.: "Nature Encyclopedia of the Human Genome, Vol.3"Nature Pub. Group. 1023 (2003)