2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12204008
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (C)
|
Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
三木 哲郎 愛媛大学, 医学部, 教授 (00174003)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
名倉 潤 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (70304607)
小原 克彦 愛媛大学, 医学部, 助教授 (30260384)
|
Keywords | マイクロサテライトマーカー / 動脈硬化関連遺伝子 / 高血圧関連遺伝子 / SNP |
Research Abstract |
本研究では大規模かつ臨床データの整った集団を対象に、既知および未知の動脈硬化・高血圧関連候補遺伝子を統計学的に選別することを目的としている。現在までに2つのサブグループから成る約3000人の臨床データの収集、およびDNAの抽出が完了している。また、さらに多くの比較的均一なサンプルを収集するために、新たに2つのサブグループのサンプル収集へのアプローチも行っている。既知の候補遺伝子に関して、ACE、GNAS1、NOS3、TH、AGT、AT2R1、AT2R2、APOE、DBH、EDN2、WRN、ND1、ND2、ALDH2、ADD1、GCK、CYP11B2、INSR、ADRB2、GNB3、ADRB3、SCNN1B、NPR2、SLC9A5の24種類の遺伝子型決定が進行中である。その結果、、以下の事実をすでに見い出している。1)ACEと随時血圧との相関、2)ACEと入院後の血圧との相関、3)ACEと心血管系危険因子の有無との相関、4)APOEと起立性の血圧変化との相関、5)DBHと起立性の血圧変化との相関、6)頸動脈硬化に関してACEと年令との相互作用、7)頸動脈硬化に関してAPOEと年令との相互作用。さらに、各候補遺伝子をより詳細に調べるためにACEの日本人におけるハプロタイプを作成して、白人との相違を明らかにし、またAT2R2では2種類の新規の多型を同定して、既知の2種類の多型を含むハプロタイプを作成した。 一方、未知の動脈硬化・高血圧関連候補遺伝子を同定するために、収集の完了している約2700人のサブグループの中から、血圧の高い群と低い群の抽出し、平均5cM間隔のマイクロサテライトマーカーを用いてgenome scanningを行い、幾つかの関連遺伝子候補座位を見出した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] Uemura K,Kohara K,Nakura J and Miki T: "Deletion polymorphism of ACE gene is associated with higher blood pressure after hospitalization in normotensive subjects."Hypertens Res. 23. 201-205 (2000)
-
[Publications] Uemura K.,Nakura J.,Kohara K.and Miki T: "Association of ACE I/D polymorphism with cardiovascular risk factors."Hum Genet. 107. 239-242 (2000)
-
[Publications] Kohara K,Tabara Y,Yamamoto Y,.and Miki T.: "Orthostatic hypertension : another orthostatic disorder to be aware of."J Am Geriatr Soc. 48. 1538-1539 (2000)
-
[Publications] Tabara Y.,Kohara K.and Miki T.: "Risk factor-gene interaction in caroid atherosclerosis : Effect of gene polymorphisms of renin-angiotension system."J Hum.Genet. (in press). (2001)