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2001 Fiscal Year Annual Research Report

DNAチップを用いた病態解析法への開発

Research Project

Project/Area Number 12204012
Research InstitutionNational Cancer Center Research Institute and Research Center for Innovative Oncology, National Cancer Center Hospital East

Principal Investigator

市川 仁  国立がんセンター, 研究所・腫瘍ゲノム解析情報研究部, 室長 (30201924)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水島 洋  国立がんセンター, 研究所・がん情報研究部, 室長 (50219630)
Keywords遺伝子発現制御 / ゲノム / DNAチップ / マイクロアレイ / 白血病 / G-CSFシグナル伝達
Research Abstract

1.白血病キメラ転写因子AML1-MTG8の下流における遺伝子発現制御ネットワークの解析
これまでの解析からAML1-MTG8により直接制御されている予測された遺伝子の中で、発現制御に関わるTIS11bやGATA-2を、マウス骨髄系細胞株L-Gに発現させその下流遺伝子を同定した。この結果から、AML1-MTG8の下流で働く発現制御ネットワークの一部が明らかになり、TIS11bやGATA-2を介した新たな好中球分化制御機構が存在することが示された。
2.AML1-MTG8の引き起こすG-CSFシグナル伝達系の変化の解析
AML1-MTG8は、G-CSFによるL-G細胞の成熟好中球への分化を阻害することから、G-CSFの分化シグナルの伝達機構を変化させていることが予想された。そこで、DNAチップを用いてG-CSF刺激に対する初期応答遺伝子を解析し、AML1-MTG8がG-CSF receptorの発現上昇を介してG-CSFシグナル全体を増強させるとともに、その機構は不明であるがSTAT1を介するシグナルを特異的に抑制することを明らかにした。
3.転写制御領域解析ソフトウェアの開発
DNAチップ解析により同じ転写制御を受けていると予想される遺伝子群が明らかになっても、ゲノム塩基配列データから転写制御領域やその制御に関わる転写因子を予測することは困難である。一方、重要な転写制御機構はマウスとヒトなど異なる生物種間においても保存されていると考えられる。そこで、転写制御領域の解析を容易にするため、種間で保存されているorthologous遺伝子の周辺塩基配列を比較し、その転写因子結合部位、CpG island、coding領域などの情報を2次元プロット上に選択表示させるソフトウェアを開発した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] H.Shimada: "Potential involvement of the AML1-MTG8 fusion protein in the granulocytic maturation characteristic of the t(8 ; 21) acute myelogenous leukemia revealed by microarray analysis"Leukemia. (in press).

  • [Publications] G.S.Goldberg: "Global effects of anchorage on gene expression during mamnary carcinoma cell growth reveal role of tumor necrosis factor-related apoptosis-inducing ligand in anoikis"Cancer Research. 61. 1334-1337 (2001)

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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