2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12205001
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
小笠原 直毅 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (10110553)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 寿章 理化学研究所, 播磨研究所, チームリーダー(研究職) (10257636)
伊藤 隆司 金沢大学, がん研究所, 教授 (90201326)
久原 哲 九州大学, 農学研究院, 教授 (00153320)
田仲 可昌 筑波大学, 生物科学系, 教授 (80091908)
西岡 孝明 京都大学, 農学研究科, 教授 (80026559)
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Keywords | ゲノム生物学 / トランスクリプトーム解析 / プロテオーム解析 / メタボローム解析 / 枯草菌 / シアノバクテリア / 細胞性粘菌 / 原始紅藻 |
Research Abstract |
生命現象の統合的理解には、生命のプログラムであるゲノムの全構造の解明と、そこに存在する遺伝子のネットワークの解明とが必要である。特定領域研究「ゲノム生物学」は、生命の最小単位である「細胞」という階層に焦点をあて、それを遺伝子システムとして理解することを目指したゲノム研究を推進することを研究目的としている。そのために、基軸微生物の遺伝子システムの徹底的な解明と多様な細胞機能をもつ様々な生物ゲノムの比較研究を有機的に進めているが、そうした本領域における研究全体の統合的、有機的な推進を図ることが本総括班の目的である。 そのため、本年度は以下の活動を行った。 1)総括班に6名の評価委員を置き、領域の運営に関する審議と研究の評価を行った。 2)公募研究を含め領域参加研究者の連携を促進するために、平成13年8月22日より25日まで、神戸ポートピアホテルで4領域合班会議を開催した。 3)班会議に加え、適当な規模の研究会を開催することを奨励、援助してきた。本年度は、シアノバクテリア、枯草菌、細胞性粘菌の研究会を開催した。 4)ゲノム4領域にわたってプロテオーム解析の手法を用いた研究が数多く推進されているが、その解析システムの構築と技術の普及を進めた。加えて、質量分析法に関する技術講習会を開催した。 5)他省庁等の微生物ゲノム研究との連携のために、ワークショップ「微生物ゲノム研究のフロンティア」を、昨年度に引き続き、平成14年2月16,17日にかずさアカデミアホールにおいて開催した。 6)各研究に必要な大型機器の購入、事業的経費の支援を行った。特に、プロテオーム解析、メタボローム解析のための質量分析機及びDNAアレー作製のための設備の整備を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Ito, T.: "A comprehensive two-hybrid analysis to explore the yeast protein interactome"Proc. Natl. Acad. Sci. USA. 98. 4569-4574 (2001)
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[Publications] Terabe, S.: "Capillary electrophoretic techniques toward the metabolome analysis"Pure Appl. Chem.. 73. 1563-1572 (2001)
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[Publications] Kobayashi, K.: "Comprehensive DNA microarray analysis of Bacillus subtilis two-component regulatory systems"J. Bacteriol.. 183. 7365-7370 (2001)
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[Publications] Van Driessche, N.: "A transcriptional profile of multicellular development in Dictyostelium discoideum"Development. 129(in press). (2002)
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[Publications] Antelmann, H.: "Cell wall proteins are substrates for extracellular proteases in Bacillus subtilis : a proteomic approach"Electrophoresis. 23(in press). (2002)
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[Publications] Murakami, T.: "Analysis of the Bacillus subtilis spoIIIJ and its paralogue gene, yqjG"J. Bacteriol.. 184(in press). (2002)