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2000 Fiscal Year Annual Research Report

完全長lbcプロトオンコジーンの同定と細胞内における機能の解析

Research Project

Project/Area Number 12215104
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

宮本 昌明  神戸大学, 大学院・自然科学研究科, 助教授 (70278604)

Keywordslbc / GEF / 原癌遺伝子
Research Abstract

lbcは白血病細胞のDNAからNIH3T3細胞をトランスフォームする癌遺伝子として同定されたが、その細胞由来の完全長cellular lbc遺伝子(c-lbc)を同定した。c-lbcは2813アミノ酸からなる推定分子量309kDaの巨大タンパク質をコードしており、このなかにはPKA制御サブユニットRIIと結合するタンパク質断片として同定されたアンカータンパク質Ht-31を含むほか、シグナル伝達に関わると考えられる領域が複数見出された。はじめに同定されたonc-lbcには強いトランスフォーメーション能が認められたがc-lbcにはほとんど認められなかったことから、onc-lbcはシグナルを伝える上でのいわば制御領域を失うことによってトランスフォーメーション能を獲得したと考えられた。lbcを細胞内で強制発現させるとstress fiberを形成したことからlbcはrhoを介したアクチン骨格型の制御に重要な働きをしていることが判明した。c-Lbcは細胞質に局在しており、また、c-Lbc内カルボキシル末端領域にHt-31以外にRIIと結合する領域を新たに見出した。

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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