2000 Fiscal Year Annual Research Report
インターフェロメトリック・ボアホールレーダに関する研究
Project/Area Number |
12305067
|
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
海老原 聡 東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (20301046)
|
Keywords | ボアホールレーダ / インターフェロメトリ / 地下媒質計測 / 媒質中アンテナ特性評価 / FDTD |
Research Abstract |
初年度である本年度、インターフェロメトリックボアホールレーダ研究を進めるための基礎技術要素開発と既存データ処理によるシミュレーションを行った。 既に完成しているポラリメトリックボアホールレーダシステムを改造・改良することでインターフェロメトリック機能を実現するための要素部分を完成させる。そのために、2点以上の位置で同時受信可能なアンテナ系を実現するため、光アナログ回路の製作を行った。本回路は直径2cm、全長20cm、使用帯域DC-500MHzと、これまでに我々が開発した回路で最小、広帯域を実現した。また高周波スイッチとの組み合わせにより、ネットワークアナライザによる2チャンネル同時計測システムを完成した。 一方、信号処理については既存のレーダとは異なる低周波、3次元インターフェロメトリレーダ信号処理の開発について、既に取得してある送受信間隔の異なるボアホールレーダデータをインターフェロメトリック的にデータ処理し、ボアホール近傍の媒質の導電率、誘電率測定が行えることをシミュレーションならびに実験データから実証した。 ボアホール中のアンテナの挙動を理解するため、FDTDによるシミュレーション、伝送線路理論による近似特性評価法の開発を行い、フィールド実験との照合から実用性を評価した。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] S.Liu and M.Sato: "Simulation and Analysis of Antenna Radiation in a Borehole by FDTD"電磁界理論研究会資料. EMT-00-51. 29-34 (2000)
-
[Publications] S.Liu and M.Sato: "Borehole EM Measurement Simulation by FDTD"Proc.The 2000 Japan-China Joint Meeting on Optical Fiber Science and Elevtromagnetic Theory . 279-282 (2000)
-
[Publications] S.Liu and M.Sato: "Subsurface Dielectric Logging Based on Borehole Radar"Proc.ISAP. 1701-1704 (2000)
-
[Publications] Y.Komuro and M.Sato: "Numerical and Experimental Approach to Evaluate Radiation Patterns from a Dipole Antenna in a Borehole"Proc.5th SEGJ Int.Symp.. 213-219 (2001)