2000 Fiscal Year Annual Research Report
3塩基繰り返し配列に着目した神経変性疾患遺伝子の解明
Project/Area Number |
12307014
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
辻 省次 新潟大学, 脳研究所, 教授 (70150612)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野寺 理 新潟大学, 脳研究所, 助手 (20303167)
小林 央 新潟大学, 脳研究所, 助手 (30303168)
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Keywords | ポリグルタミシ病 / CAGリピート / cDNA / radiation hybrid panel / 脊髄小脳変性症 / 遺伝性神経変性疾患 |
Research Abstract |
CAGリピートの異常伸長による遺伝性神経変性疾患の病因遺伝子を検索するためには,翻訳領域にCAGリピートを有する遺伝子を体系的に単離することが必要である。CAGリピート病の候補遺伝子を検索することを目的に,ヒト脳cDNAライブラリー(human fetus:1×10^6,striatum:6×10^5,substantia nigra:6×10^5)を用いて,末端標識した(CAG)10または(CAG)20をプローブとしてスクリーニングを行い,CAGリピートを有するcDNAクローンの単離を行った。human fetus cDNAライブラリーからは,111クローン,striatum cDNAライブラリーからは,29クローン,substantia nigra cDNAライブラリーからは,26クローンを単離した。これらのクローンについて全塩基配列を決定した。その結果,重複クローンを除いて,92個の独立したクローンを得た。これらのcDNAクローンに含まれるCAGリピートの長さは,長いものでは30リピートを超えるものも含まれていたが,6-10リピートの範囲のものが数の上では多かった。これらのcDNAの中には,DRPLA,SCA1,androgen receptor,myotonin kinase遺伝子など,既知のCAGリピート病の病因遺伝子が含まれており,スクリーニングの方法としては強力なものであると考えられた。これらのcDNAについて,radiation hybrid panelを用いたマッピング,ヒトゲノムDNAのデータベースを用いた相同性検索などを駆使することにより,詳細な染色体上のマッピシグを行い,当該領域に遺伝子座がマップされている遺伝性神経疾患の病因遺伝子であるかどうかの検証を行っている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Yamada,M.,et al.: "Ubiquitinated filamentous inclusions in cerebellar dentate nucleus neurons in dentatorubral-pallidoluysian atrophy contain expanded polyglutamine stretches."Acta Neuropathol.. 99. 615-618 (2000)
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[Publications] Shibasaki,Y.,et al.: "Linkage of autosomal recessive hereditary spastic paraplegia with mental impairment and thin corpus callosum to chromosome 15q13-15"Ann.Neurol.. 48. 108-112 (2000)
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[Publications] Shimohata,T.,et al.: "Expanded polyglutamine stretches asssociated with CAG repeat diseases interact with TAFII130, interfering with CREB-dependent transcription."Nature Genet.. 26. 29-35 (2000)
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[Publications] Ohara,K.,et al.: "A CAG trinucleotide repeat expansion and familial schizophrenia."Psychiat.Res.. 94. 257-262 (2000)