2002 Fiscal Year Annual Research Report
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12307027
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Research Institution | OSAKA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
松田 暉 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00028614)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越後 茂之 国立循環器病センター, 部長(研究職)
和田 洋巳 京都大学, 医学研究科, 教授 (90167205)
安井 久喬 九州大学, 医学研究院, 教授 (20089923)
満留 昭久 福岡大学, 医学部, 教授 (30038749)
佐野 俊一 岡山大学, 医歯学総合研究科, 教授 (50235438)
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Keywords | 小児心臓・肺移植 / 心筋症 / 先天性心疾患 / 原発性肺高血圧 / 臓器保存 / 海外渡航移植 / 移植適応基準 / 移植後冠動脈硬化症 |
Research Abstract |
3年度にわたり以下の研究課題を各分担研究者が分担し、研究した。小児心・肺移植の手術術式・保存法の検討については、EP4液の臨床的検討(近藤)、レシピエントに変異型MCP-1を遺伝子導入の移植心の再潅流障害への効果の検討(安井)、呼吸停止による停止心の心機能評価モデルの作成(佐野)、肺組織特性からドナー肺のviability評価方法の検討(和田)、ASD合併PPHに対する生体肺葉移植の検討(三好)を行った。小児心・肺移植適応基準の検討については、小児循環器学会のアンケート及び海外の文献をもとに、先天性心疾患の適応基準案を作成し(松下)、Eisenmenger症侯群の心肺移植の適応評価法としてO2・NO負荷検査、肺生検が有効であること(松田)、β遮断剤が有効な症例もあるが、NYHA3度以上の症例では無効な例が多いこと(越後)、先天性心疾患の心臓移植適応決定に外科修復不能、心機能不全、重度房室弁逆流が主な因子であることが判った。小児脳死判定基準の検討については、小児の長期脳死症例2例の検討(満留)、我が国における小児脳死判定の現状と平成12年度の厚生省基準の比較(松石)を行い、年齢に応じた判定基準が必要であることが判った。また、本邦における小児心肺・肺心臓移植患者の実態調査を行うことが重要であると考え、日本小児循環器学会などの各種学会・研究会の行っている調査と協調した形で、心筋症(先天性心疾患に伴うものを含む)(加藤、越後)、肺高血圧の全国調査(プロスタサイクリンの使用例も検討)(佐地)、海外渡航小児心・肺移植患者の遠隔期免疫抑制剤治療の検討(小林)を行い、本邦に適応症例が多数いることが判明した。また本邦で2例の心臓移植、5例の生体肺葉移植が施行され、全て生存しており、海外の成績を遜色ないことが判った。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 松田 暉, 福嶌教偉: "心臓移植"小児内科. 34・1. 63-68 (2002)
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[Publications] 福嶌教偉他: "高度肺高血圧合併心疾患の肺移植適応評価法の検討"Therapeutic Research. 23・11. 52-54 (2002)
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[Publications] 北 知子, 松下 享: "成人ドナーより行った国内小児心臓移植の1症例"日本小児循環器学会雑誌. 18・5. 586-590 (2002)
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[Publications] 佐地 勉, 海津慶子: "小児期の肺移植・心肺移植のシンポ"小児科. 43・8. 1044-1054 (2002)
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[Publications] 松石 豊次郎, 他: "小児の脳死"小児科. 44・5. 880-887 (2001)
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[Publications] Kawauchi M, et al.: "Gene therapy for attenuating cardiac allograft arteriopathy using ex vivo E2F decoy transfection by HVJ-AVE-liposome method in mice and nonhuman primate"Circulation Research. 87・11. 1063-1068 (2000)
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[Publications] 松田 暉他: "小児の心臓移植・肺移植"日本医学館. 122 (2003)