2001 Fiscal Year Annual Research Report
知識メディアによる再編集・再流通可能な知識流通に対応したライセンス並びに課金機構
Project/Area Number |
12358003
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Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
田中 譲 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60002309)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤石 美奈 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (60273166)
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Keywords | 情報メディア / 知識メディア / 再編集 / 再流通 / インターネット / ライセンス管理 / 課金方式 / 超流通 |
Research Abstract |
本研究では、IntelligentPadが実現している再編集・再流通機能に、ライセンス及びロイヤルティ管理の機能を導入し、各基本部品や合成部品のどの機能をどれだけ用いたかに応じて、課金・請求・決済を行う機構を実現し、再編集・再流通可能な電子的知財の流通基盤システムの実用化を目指した研究開発を行った。本年度は、以下の項目を計画に基づいて研究開発した。 (1)再編集・再流通可能な超流通基盤方式の研究開発(田中譲) 初年度に開発されたリクエスト・モデュールとアカウント・モデュールを用いて各種課金方式やライセンス保護・ロイヤリティ管理機構の試作開発を行った。 (2)ライセンス機構・課金機構のためのAPIの抽出(田中譲) 初年度のライセンス機構・課金機構のセキュリティに関する成果をAPIに反映し、リクエスト・モデュールとアカウント・モデュールのモデュール間通信のセキュリティを保証した。同時にクロスプラットフォーム流通可能性へと拡張するために、Macintosh用APIライブラリを開発した。 (3)ライセンス機構・課金機構のセキュリティを保証するための暗号化技術の確立(田中譲) 初年度の基礎研究を進め、セキュリティ・ホールの有無を検討するとともに、ロイヤリティ・サーバのセキュリティを保証するための技術を検討した。 (4)課金モデュール、利用要求モデュールの試作開発(赤石美奈) (2)に基き、リクエスト・モデュールとアカウント・モデュールを改良した。同時にクロスプラットフォーム流通可能性へと拡張するために、Macintosh用リクエスト・モデュールとアカウント・モデュールの開発を行った。 (5)ロイヤリティ管理機構の研究開発(赤石美奈) ロイヤリティ情報の分散管理検索システムの基礎的研究開発を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 伊藤正彦, 田中 譲: "3次元仮想空間における空間のコンポーネント化の実現"情報処理学会論文誌. 42・10. 2403-2414 (2001)
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[Publications] 中川光紀, 田中 譲: "コンポーネントによるフォームフローシステムの部品化とボトムアップなシステム構築"情報処理学会論文誌. 42・10. 2505-2517 (2001)
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[Publications] 平野亮太, 田中 譲: "部品の抽象仕様記述を用いた類似部品検索の実現"情報処理学会論文誌. 42・6. 1684-1693 (2001)
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[Publications] Yuzuru Tanaka, Jun Fujima: "Topica Document Framework for Organizing and Accessing Intellectual Assets"Information Theories & Applications. 8・1. 13-29 (2001)
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[Publications] Mina Akaishi, Nicolas Spyratos, Yuzuru Tanaka: "A Component-Based Application Framework for Context-Driven Information Access"Proc. of 11th European-Japanese Conference on Information Modelling and Knowledge Bases. 242-253 (2001)
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[Publications] Yuzuru Tanaka, Jun Fujima, Tsuyoshi Sugibuchi: "Meme Media and Meme Pools for Re-editing and Redistributing Intellectual Assets"Hypermedia : Openness, Structural Awareness and Adaptivity, LNCS. 2266. 28-46 (2002)