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2000 Fiscal Year Annual Research Report

ホヤ発生遺伝学の展開

Research Project

Project/Area Number 12358012
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

佐藤 矩行  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (30025481)

Keywordsホヤ / 発生遺伝学 / 突然変異体 / 発生遺伝子 / 機能解析 / ENU / トランスポゾン / 継代飼育
Research Abstract

本研究はホヤ発生遺伝学の展開をはかることを目的としている。ホヤにおいてもこれまでに多くの発生遺伝子が単離され、その発現パターンが調べられている。しかし一般的にいってこれらの発生遺伝子の機能を解析することは技術的に困難である。そこで既知および未知のホヤ発生遺伝子の機能を理解するために、ホヤへの発生遺伝学的研究手法の導入をはかることを考えた。カタユウレイボヤ(Ciona intestinalis)は、世代時間が2カ月と短いこと、配偶子の採取が通年可能なこと、雌雄同体で自家受精が可能なことなど、発生遺伝学展開のための実験動物に適した利点を持つ。
本年度はまずこれまでに我々がすでに一応確立した室内飼育の方法を再改良し、具体的に大量のホヤの飼育を実施した。次に、ENUを使った突然変異体の作製に着手した。現在ENU処理された親から由来した幼若体が順調に育ち、F1を得る段諧に進んでいる。今後この方法を駆使した研究をさらに続ける予定である。
一方、本研究ではトランスポゾンベクターTc3やスリーピングビューティを改良して、ホヤでのトランネポゾンタギング法を確立することも大きな目的である。現在、予備的実験を進めており、特に初期発生過程での形態形成に重要な役割を果たす機能遺伝子の単離と同定を試みるつもりである。また、本手法の将来的な利用を想定し、卵や胚や幼生の凍結保存法の確立をサブテーマとして行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kano,Shungo: "Genetic relatedness and variability in inbred and wild population of the solitary ascidian Ciona intestinalis"Mrine Biotechnology. 2(in press). (2000)

URL: 

Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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