2000 Fiscal Year Annual Research Report
国際比較の見地にたった教育施設の学習・生活スペースの在り方に関する調査研究
Project/Area Number |
12374001
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
柳澤 要 千葉大学, 工学部, 助教授 (20311615)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 賢一 名古屋市立大学, 芸術工学部, 助教授 (00242842)
上野 淳 東京都立大学, 工学部, 教授 (70117696)
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Keywords | 施設の運営 / 地域との関連 / 教育システム / 学習形態 / 児童・生徒の行動特性 |
Research Abstract |
平成12年度の調査対象国はデンマーク、ドイツ、オランダの3カ国で、ここ10年程の間に建設された学校を中心として、先進的な教育・学習方法を採用しているものを、小学校・中学校を中心に地域ごとに数校程抽出し、詳細な実地調査によって施設・空間の使われ方、問題点などを明らかにするとともに、教育委員会、校長、教員への聞き取り調査等により、学校運営の特色、施設計画の進められ方やその際の問題点などを明らかにした。 ・文献調査・調査準備・国内実地調査(4月〜8月):文献・資料を集め、それらをレビュー・分析するとともに、実地調査を行う施設を検討した。 ・海外実地調査・国内実地調査(9月〜12月):海外における実地調査は、全体で3週間で現地に赴き、調査対象施設の詳細な実地調査を行った。また現地の研究機関や専門設計組織、自治体の教育委員会などの研究者、責任者にヒアリングを行った。具体的な調査内容としては、校長、教員へのヒアリング調査による学校運営・教育上の特色や施設計画プロセス・問題点の把握、また教室空間周りを中心とした児童生徒の教育・生活行動の実態調査であった。またこの時期にも国内の先進的な教育施設の実地調査を継続して行った。 ・調査分析・まとめ(1月〜3月):調査結果から施設の運営、地域との関連、教育システム、学習形態、児童・生徒の行動特性などを施設や空間・場との関連で分析・考察した。
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