2001 Fiscal Year Annual Research Report
「社会的現実」形成にかかわるニュースメディアの可能性と限界
Project/Area Number |
12410040
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Research Institution | SEIJO University |
Principal Investigator |
川上 善郎 成城大学, 文芸学部, 教授 (00146268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 美由紀 常磐大学大学, 人間科学部, 専任講師 (50265229)
古川 良治 成城大学, 文芸学部, 助教授 (30229116)
川浦 康至 横浜市立大学, 国際文化学部, 教授 (10214595)
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Keywords | ニュース / 社会的現実 / メディア / 会話 / ワイドショー / 対人コミュニケーション / インターネット新聞 |
Research Abstract |
本研究は、第1に現代の情報環境の変化を従来型の「送り手」の変化、特にニュース報道における変化をインターネットを含めて調査する。同一の事件報道が、各種のメディア特性に応じてどのように異なって報道されるのか。また、それぞれのメディアの送り手が想定する「受け手」とはどのようなものなのか。そして、そのような想定が、送り出し内容をどのように規定しているのかを明らかにすることである。第2に、その一方で、従来型の「受け手」である我々が、どのようなメディアから、どのようなニュースを、どのような目的で接触しているのか、そして、受容されたニュースは、どのような形で理解され、利用されるのか。さらに日常の会話の中で、あるいは、インターネットなどの新しい情報発信メディアを通して、どのような形でニュースが発信されるのかを社会調査手法を用い実証的に明らかにした。 今年度は、[1]昨年度収集したテレビ、新聞およびインターネットについて朝日系列、読売系列のニュース・データについて詳細な内容分析を実施した。また[2]首都圏の一般サンプル調査をもとに、調査期間に流されたニュース内容に関して、入手メディア、ニュース理解の質と程度、さらに、それらのニュースの消費形態(誰に伝えたのかなど)について詳細な分析を実施した。[1][2]については、今年度中に報告書として刊行すると同時に、インターネットにより公開する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 川上善郎: "ウェブコミュニケーションのもたらすもの"『日本人の情報行動2000』東京大学出版会. 249-270 (2001)
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[Publications] 杉森伸吉: "情報行動と意思決定"『情報行動の社会心理学』北大路書房. 18-29 (2001)
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[Publications] 川浦康至: "メディアと自己表現"『情報行動の社会心理学』北大路書房. 30-38 (2001)
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[Publications] 川上善郎: "ネットワーク社会の中のパーソナル・コミュニケーション"『情報行動の社会心理学』北大路書房. 114-127 (2001)
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[Publications] 川上善郎: "情報行動の社会心理学"北大路書房. 143 (2001)