2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12410066
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
大谷 信介 関西学院大学, 社会学部, 教授 (10168974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永野 武 松山大学, 人文学部, 助教授 (50268736)
小松 洋 松山大学, 人文学部, 助教授 (60241501)
木下 栄二 桃山学院大学, 社会学部, 助教授 (80234318)
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Keywords | 社会調査 |
Research Abstract |
*平成12年度は、欧州社会調査方法論の動向把握を目的に、イギリス・サリー大学に留学中のため研究協力者となった後藤範章日本大学助教授とともに、聞き取り調査と資料収集を2000年夏に実施した。訪問した研究機関は、イギリスではサリー大学社会調査研究所(Institute of Social Research)、とオックスフォード大学Keble College、フランスではパリ大学を中心として、欧州の社会調査方法論と教授法をめぐる最新の研究動向の把握に努めた。 *国内の調査研究としては、当初予定していた<学生調査><社会学者調査><調査実施機関調査>の3種類の調査研究のうち、特に<調査実施機関調査>に力点をおいて調査を進めた。具体的な調査内容は、市役所が実施している総合計画策定のために実施している市民意識調査の実態調査である。調査対象としたのは大阪府内の市町村の全数調査である。担当部局を電話調査した後に、聞き取り調査をおこなった。現在は32市町村分の聞き取り調査が終了し、残りの市役所を現在調査中である(担当大谷信介)。 *また、マスコミにおける社会調査の実態把握を目的として、2000年12月にはNHK放送文化研究所研究員小野寺典子氏に、NHK世論調査の実態に関する研究報告をお願いした。*教材開発としては、社会調査のテキスト『社会調査のアプローチ』を元にパワーポイントによる教材資料の作成を展開中である(担当木下栄二)。また、マークシートによる社会調査達成度を測定する試験問題の作成を試験的におこない、関西学院大学、松山大学、桃山学院大学の前後期試験にて、テスト問題を試験的に実施した。その効果分析は研究分担者小松洋・永野武が現在進行中である。
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Research Products
(1 results)