2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12410066
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
大谷 信介 関西学院大学, 社会学部, 教授 (10168974)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永野 武 松山大学, 人文学部, 助教授 (50268736)
小松 洋 松山大学, 人文学部, 教授 (60241501)
後藤 範章 日本大学, 文理学部, 教授 (70205607)
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Keywords | 社会調査 |
Research Abstract |
*本年度は昨年度実施してきた、大阪府44・香川県43市町村を対象として実施した市民意識調査の実態調査を単行本としてまとめた。大谷信介編著『これでいいのか市民意識調査-大阪府44市町村の実態が語る課題と展望』ミネルヴァ書房 2003年10月(担当:大谷信介)。 *新たな調査研究としては、マスコミにおける社会調査の実施状況に関する実態調査を開始した。今年度は朝日新聞社が電話調査の一手法として実施しているRDD法に関して、その実態と問題点に関する聞き取り調査を実施した。(担当:大谷信介)。 *官庁などによる統計データを用いてのSecondary Analysisの実状と可能性を探るために、日本と諸外国のありようを広く調べ、問題点を整理すると共に、相応しい教育方法のあり方を検討した。(担当:後藤範章)。 *高等学校までの教育課程で社会調査関連知識(統計学や確率論など)がいかに位置づけられ、教育されているのかについて資料収集と分析を行った。高校までの知識と経験も踏まえた大学における社会調査教育のあり様について検討した。(担当:小松洋・永野武) *初年度より継続実施してきた社会調査関連知識の習熟達成度を測定する試験問題に改良を加えた(統計的検定手法の一部追加)。本年度は、当該科目担当者の関係で、松山大学のみで2003年1月に試験を実施した。過年度実施分も含めて、比較分析に着手した。(担当:永野武・小松洋)。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 後藤 範章: "社会調査の研究と教育をめぐる近年の諸動向-英語圏(特に英国)と日本を中心として-"社会学論叢. 145. 1-27 (2002)
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[Publications] 小松 洋: "実践講座社会調査(1)サンプリング台帳の活用法と注意点"『理論と方法』:227-236. 17(2). 227-236 (2002)
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[Publications] 大谷信介 編著: "これでいいのか市民意識調査〜大阪府44市町村の実態が語る課題と展望"ミネルヴァ書房. 255 (2003)