2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12420002
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Research Institution | OKAYAMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中村 誠 岡山大学, 法学部, 教授 (00283226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 和徳 岡山大学, 法学部, 教授 (20229529)
服部 高宏 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (00218504)
守屋 明 関西学院大学, 法学部, 教授 (30127592)
佐藤 吾郎 岡山大学, 法学部, 助教授 (20273956)
山田 文 京都大学, 大学院・法学研究科, 助教授 (40230445)
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Keywords | 司法改革 / 法律家連携 / リーガルネットワーク / 地域連携 / 司法サービス / リーガルニーズ / 法律情報 / ADR |
Research Abstract |
本年度は、次のような調査研究を行った。 1 基礎的調査及び研究会の開催 本研究の代表者・分担者に加え、地域の弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士等の参加を得て、2月に1回のペースで研究会を開催した。研究会では、地域におけるリーガルサービスの現状と問題点について、検討を行った。 2 リーガルネットワーク・シンポジウムの開催 本年度は、昨年度に引き続き、法律等の専門家間の連携について、その現状と今後の方向を研究した。その研究成果の中間的取りまとめと本研究会参加者以外の関係者の意見を聞くことを目的として、11月に「リーガルネットワーク・シンポジウム」を開催した。シンポジウムでは、山形の「NPO法人山形専門家ネットワーク」、東京の「株式会杜コンサルティングファーム」、大阪の「シヴィル・プロネット関西」、岡山の「財団法人リーガルエイド岡山」並びに福岡の「福岡専門職団体連絡協議会」及び「有限責任中間法人 福岡経営法務研究会」から代表者の参加を得て、その活動について報告していただくとともに、法律サービスの利用者からの意見も聞き、活動の重点を何に置くか、組織運営の方法などについて意見交換を行った。 地域や企業のもつ法的問題を含む複合的な問題についても、より的確に解決するための法的サービスを提供するための多様な活動があり得るので、それぞれの地域の実態に合った方法を考えていくことが必要であると思われる。 2 岡山におけるリーガルサービス提供の在り方 岡山県における法律サービスの現状を踏まえ、法律相談活動を窓口とする専門家同士の協力、情報交換などの在り方について検討した。
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