2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12420020
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
黒沢 満 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (10111709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 俊也 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 助教授 (70304045)
村上 正直 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 助教授 (70190890)
米原 謙 大阪大学, 大学院・国際公共政策研究科, 教授 (30137301)
饗場 和彦 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (50314414)
坂口 規純 岡山理科大学, 理学部, 助教授 (90294157)
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Keywords | 人間の安全保障 / 国家の安全保障 / 安全保障 / 国際連合 / 軍縮 / ナショナリズム / 人権 / 人道的介入 |
Research Abstract |
1.3年間の期間をもって行なわれる本研究のうち、2年度目にあたる平成13年度には、初年度に行なった調整作業に基づき、各研究分担者が各々の研究テーマに則して具体的な調査・研究を行なった。この作業においては、国内外での資料収集や専門家との意見交換が非常に有益であることから、今年度、各研究分担者は積極的に専門家のもとに赴き、また招聘することで意見交換をおこなった。 2.上記活動の主なものとして次の活動が挙げられる。(1)平成13年6月29日には日本赤十字社の中田晃・国際部開発協力課長を招き、人間の安全保障概念と現場での活動実態の関係性につき、重要な示唆をうけた。(2)各研究分担者は研究テーマに則し、カンボジア、アメリカ、オーストリアなどを訪問し、紛争の発生前および発生後において、人間の安全保障強化のために実際に何が問題とされるのかにつき、現場からの情報収集に努めた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 黒澤 満: "大量破壊兵器とミサイルの不拡散"阪大法学. 51・2. 365-416 (2001)
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[Publications] 米原 謙: "国体論と市民宗教のあいだ-近代日本のナショナリティをめぐる言説-"法学雑誌. 48・1. 101-142 (2001)
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[Publications] 星野 俊也: "アジア太平洋地域安全保障の展開-ARFとCSCAPを中心として-"国際問題. 494. 34-47 (2001)
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[Publications] 饗場 和彦: "NATOによるコソボ空爆の実態と人道的介入をめぐる議論 -マス・キリングに対応する国際社会?-"三田学会雑誌. 94・4. 101-122 (2001)
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[Publications] 黒澤 満: "軍縮をどう進めるか"大阪大学出版会. 83 (2001)