2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12430014
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
八木 匡 同志社大学, 経済学部, 教授 (60200474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小藤 弘樹 同志社大学, 経済学部, 助手 (30319462)
徳岡 一幸 同志社大学, 経済学部, 教授 (40163969)
伊多波 良雄 同志社大学, 経済学部, 教授 (60151453)
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Keywords | 高速道路料金 / 応用一般均衡分析 / 社会資本の便益 |
Research Abstract |
1.理論モデルの構築 3地域を結ぶ高速道路・有料道路の管理と運営を考察するために、その分析の最も基礎になる理論モデルを構築した。そこでは問題を3つの範疇に整理しており、これら範疇に基づいた理論モデルを構築している。そのすべてがきわめて抽象的で単純な地域経済構造を想定しているにもかかわらず、理論モデルの解析的分析が困難であり、シュミレーションモデルを構築した。 2.シミュレーション・モデルの構築 理論モデルの解析的分析における困難は、最小二乗法など伝統的な計量経済学の手法を用いて本研究を進めることを困難なものにする。しかしながら、この研究分野において、一般均衡論的な分析を継続することは十分に意義がある。そこで、われわれは、応用一般均衡分析(Applied General Equilibrium Analysis)という手法を採択することにした。この分析に必要なプログラムはすでに作成されており、ベンチマーク・テストの結果も出ている。 3.社会資本の便益測定 社会資本の料金体系を設定する上で、社会資本が生産している便益測定が必要である。本研究では、国際会議場およびバリアフリー関係社会資本の便益評価をアンケート調査によって行った。
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[Publications] Yagi,T,K.Miyazawa,P.Mondakontas: "Is Public Long-Term Care Insurance Necessary?"The Journal of Risk & Insurance. Vol.67No.2. 249-264 (2000)