2001 Fiscal Year Annual Research Report
多主体複雑系として見た経営組織とそのマネージメントの研究
Project/Area Number |
12430026
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
高木 晴夫 慶應義塾大学, 大学院・経営管理研究科, 教授 (20118962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺野 隆雄 筑波大学, 社会理工学系, 教授 (20227523)
木嶋 恭一 東京工業大学, 大学院・社会理学研究科, 教授 (10134826)
出口 弘 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60192655)
奥田 栄 人間環境大学, 人間環境学部, 教授 (10160805)
根来 龍之 早稲田大学, 商学部, 教授 (70189364)
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Keywords | 多主体複雑系 / ポリエージェントシステム / 自律主体 / エージェントベースアプローチ / 事例分析 / シュミレーション |
Research Abstract |
本研究の目的はその課題名にあるとおり経営組織を自律的エージェントからなる多主体複雑系(ポリエージェントシステム)として捉える立場からそのマネジメント原理を解明し事例分析を行いシュミレーション解析をするとこにある。2年度目の本年は前年度の成果をさらに拡大するために理論事例シュミレーションにおいて研究活動を行った。具体的には、ポリエージェントシステムが活動すること、内部に何らかの階層が出現することを理論化する試みを行った。この成果は雑誌論文であるが、それ以前の成果も含め、多主体複雑系モデルの新展開を一冊の本にまとめ出版した。事例研究は、技術開発場面と企業間連携の場面について行い、またケースメソッド教育における教室内活動(討論)についても検討した。シュミレーションとしての成果は経済活動を行うエージェント達に対して統治的条件設定をする場合とそうしない場合とで、どのような行動が出現するか比較できた。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 木嶋恭一: "Why stratification of Networks Energes in-Innovative society : Intelligent Poly-agent Systems Approach"Computational and Mathematical Organization Theory. 7・1. 45-62 (2001)
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[Publications] 木嶋恭一: "組織事故へのポリエージェントシステム論的アプローチ"プロジェクトマネジメント学会学会誌. 2・3. 23-31 (2001)
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[Publications] 奥田栄: "汎用技術の社会的性格について"社会・経済システム. 21/22. 177-184 (2002)
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[Publications] 高木晴夫: "ケースメソッドによる討論授業のやり方"経営行動科学. 14・3. 161-167 (2001)
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[Publications] 根来龍之: "4つの企業間連携:メリットとリスクの検討"日本経営システム学会誌. 18・1. 25-34 (2001)
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[Publications] 寺野隆雄, 他: "Non-Governance Rather Than Governance in a Multiagent Economic Society"IEEE Transaction on Evolutionary Computing. 5・5. 535-545 (2001)
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[Publications] 木嶋恭一: "ドラマ理論への招待:多主体複雑系モデルの新展開"オーム社. 172 (2001)