2000 Fiscal Year Annual Research Report
金属配位型人工DNAを用いる金属イオンの空間配列制御
Project/Area Number |
12440185
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
塩谷 光彦 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (60187333)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 健太郎 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40281589)
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Keywords | DNA / 金属錯体 / 金属イオン集積 / 超分子 / 分子素子 |
Research Abstract |
金属イオンの空間配列制御が、新物質・機能を創出するための重要な戦略の一つであることは、近年広く認識されている。そこで、申請者は、生体高分子に見られる一次構造→高次構造→分子機能を結ぶ法則性に注目して、金属配位型DNAヌクレオシドユニットを用いた、金属イオンの空間配列制御法を考案した。金属配位型人工DNAを用いて、様々な金属イオンの空間配列を設計・合成し、自然界にない新しい構造・機能(生物学的機能、機能性素子等)を創出することを目的とし、金属錯体を基盤とした金属配位型ヌクレオシドの簡易合成法、および天然型DNAへの導入法を確立することに成功した。DNAおよびその合成法の特徴を生かすことにより、目的に合わせた金属イオンの空間配列を設計できると考え、人工核酸を導入した一本鎖DNAおよび二重鎖DNAの金属イオンにる会合を検討した。
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