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2001 Fiscal Year Annual Research Report

相関のある複数音源波の個別分離法の開発とその応用

Research Project

Project/Area Number 12450163
Research InstitutionTOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND TECHNOLOGY

Principal Investigator

小畑 秀文  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 教授 (80013720)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 萩原 義裕  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助手 (80293009)
清水 昭伸  東京農工大学, 大学院・生物システム応用科学研究科, 助教授 (80262880)
KeywordsBSS / 信号分離 / 独立成分分析 / 相関
Research Abstract

本研究では、まず音源位置の高精度抽出法について検討した。近接音場でかつ信号が広帯域信号である場合の音源位置推定法として、固有値解析を主体とした新しい手法を提案した。遠距離音場(すなわち平面波を仮定)でかつ狭帯域信号を扱う研究が多い中で、近接音場でかつ信号が広帯域信号をその処理対象としたことは、本研究の特徴の一つである。また、音源位置推定法の高速化手法についても提案した。コンピュータシミュレーションにより、提案手法の有効性を明らかにした。本手法は先に提案済みの一般化逆行列に基づく手法の前処理として活用でき、相関のある信号の分離法として利用できる。
本研究の第二の成果は、独立性を仮定している信号の間にも実際にはかなり大きな相関がみられることがあり、その相関性が信号分離フィルタの設計に悪影響を及ぼしている問題への解決方法を提案したことである。本研究では、まず各周波数成分間の独立性について実験的に調べ、その結果、信号全体では独立とみなせる場合であっても、周波数成分ごとにみると必ずしもそれが成り立たないことが多いことを示した。さらに、その場合には信号分離フィルタの劣化のために、分離した信号同士の相関が強くなることを実験的に示した。そこで、相関の強さがある一定基準を上回る場合には、相関の強い部分を信号分離フィルタの設計に用いないこととし、分離フィルタの設計→得られる分離信号の相関度評価→一定基準以上の相関を持つ信号成分の同定→分離フィルタの再設計…という逐次繰り返し推定法を新たに提案した。判定基準の閾値についても、その決定法についてのアルゴリズムを示した。実験により、従来の独立性を仮定するだけの手法に比べて7dB近いSN比の向上が達成できることを示した。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] Xuebin Hu, Hidefumi Kobatake, Rajalida Lipikorn: "Eigen-structure based on near-field wideband sources localization"J. Acoust. Soc. Jpn(E). 23. (2002)

  • [Publications] Xuebin Hu, Hidefumi Kobatake: "Near-field Energy Source Localization"電子情報通信学会2001年総合大会講演論文集(基礎・境界). 223 (2001)

  • [Publications] Xuebin Hu, Hidefumi Kobatake: "A Recursive Algorithm for Frequency Domain BSS"電子情報通信学会技術研究報告(応用音響研究会). EA2001-106. 37-44 (2002)

  • [Publications] Xuebin Hu, Hidefumi Kobatake: "Blind separation of convolutive mixture using recursive TDD"日本音響学会春季講演論文集. (2002)

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Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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