2000 Fiscal Year Annual Research Report
ひずみ軟化型弾粘塑性構成式の確立と地盤材料の進行性破壊現象の解明に関する研究
Project/Area Number |
12450191
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
足立 紀尚 京都大学, 工学研究科, 教授 (20026173)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小高 猛司 京都大学, 工学研究科, 助教授 (00252271)
三村 衛 京都大学, 防災研究所, 助教授 (00166109)
岡 二三生 京都大学, 工学研究科, 教授 (10111923)
木村 亮 京都大学, 工学研究科, 助教授 (30177927)
建山 和由 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10179731)
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Keywords | ひずみ軟化 / 地盤材料の構成式 / 軟岩および過圧密粘土 / 時間依存性 / 劣化挙動 / 遠心模型実験 / モデル斜面 / 画像処理 |
Research Abstract |
1.軟岩および過圧密粘土の力学的時間依存性挙動ならびに物理化学的劣化挙動に関する既往の研究資料収集を実施した. 2.軟岩および過圧密粘土の三軸試験を中心とする力学試験により,力学的時間依存性挙動ならびに物理化学的劣化挙動に着目して,ひずみ硬化〜軟化挙動を実験的に検討した. 3.既に提案している,ひずみ硬化〜軟化型構成式を,力学的時間依存性挙動ならびに物理化学的劣化挙動を記述できるものへと拡張した.それらの構成式を用いて,想定軟岩斜面の有限要素法による解析を実施し,斜面内の間隙水圧分布の変化と,斜面の進行性破壊現象の関係を解明した. 4.軟岩および過圧密粘土地盤における斜面崩壊事例の資料収集を行い,斜面安定に関する進行性破壊現象の研究の現状を把握した. 5.4.の資料集種を基に,遠心載荷模型実験により,掘削斜面の進行性破壊現象の再現を試みた. 1)過圧密粘土を想定した合成材料で模型斜面を作成し,再現性の高い地盤材料であることを確認した. 2)斜面の崩壊過程を遠心載荷装置に登載したデジタルカメラで計測し,画像処理によりひずみ分布や変位分布をモニターできるシステムを開発した. 3)斜面内において,どの位置に変位計や間隙水圧計を設置すべきかを検討した.
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