2000 Fiscal Year Annual Research Report
流通チャネルからみた企業物流効率化と貨物輸送量の関連性分析
Project/Area Number |
12450205
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Research Institution | 東京商船大学 |
Principal Investigator |
高橋 洋二 東京商船大学, 商船学部, 教授 (10011230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兵藤 哲朗 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (40218748)
苦瀬 博仁 東京商船大学, 商船学部, 教授 (10186398)
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Keywords | 流通チャネル / 物流 / 首都圏物質流動 |
Research Abstract |
本年度は東京都市圏物資流動調査の2時点分析を中心に行った。使用した物資流動調査は1982年、および1994年調査である。対象地域が若干異なるため、1982年調査範囲に合わせた比較分析を試みた。分析の中心は、業種間および施設間のチャネル分析で、チャネル構造の2時点比較を詳細に行った。結果より、品目別のチャネル構造の変化について基礎的な知見を得ることができた。 もう一つの成果は、商業統計など、既存経済統計から見た流通チャネル構造の変化に対する分析である。商業統計などを用い、主に卸機能の構造変化を調べたが、時系列的に卸機能が低下していることが確認できた。 また情報機能が物流に与える影響についても基礎的分析を行っているが、これらについては具体的事例調査を加えた、更なる分析を予定している。 平成13年度は、上記に述べた本年度成果に基づき、より詳細な多変量解析や、モデル構築を通じたチャネル構造の特定化に着手する予定である。
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