2000 Fiscal Year Annual Research Report
舞台芸術施設の時系列変化に関する研究-道王20年間の運営動向の比較-
Project/Area Number |
12450242
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
清水 裕之 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30187463)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大月 淳 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20293673)
小野田 泰明 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00185654)
本杉 省三 日本大学, 理工学部, 教授 (40096920)
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Keywords | 舞台芸術施設 / 劇場・ホール / データベース / 運営 |
Research Abstract |
本研究は、わが国における舞台芸術施設について1986年、1990年、1995年と行ってきている調査研究の一連の流れの中に位置づけられる。今年度は、1990年の調査において作成した「舞台芸術施設データベース」の改訂版をまとめた。「舞台芸術施設データベース」は1995年調査においても改訂を行っているものの、予算の不足等の要因が重なることにより十分に利用に共するだけのデータを収録することができなかった。今年度において不明部分の補完と、新設された施設の追加等を行って、最新のデータベースとしてまとめた。公共、民間全て合わせて4229の劇場・ホール(1施設に複数ホールある場合はそれぞれをカウント)が確認されている。従前のデータベースで不明が多かった項目としては「施設の設計者」が挙げられるが、その多くの部分が今回明らかとなった。またデータの変更が多くみられた項目として「施設運営者」があり、これまで県・市であったものが財団法人となっている事例が多かった。 データベースの作成に加えて、次年度に行うデータベースに収録された施設に対するアンケート調査票の設計を行った。新たな調査項目として「参加型事業の実施状況」を加えた。舞台芸術団体・個人・一般住民の参加による文化祭事業・創造型事業の実施、劇団・楽団の設置、鑑賞会・友の会の設置等について設問を設けた。 来年度頭にそのアンケートの実施を行う予定である。
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