2000 Fiscal Year Annual Research Report
膨潤性粘土及び硫化岩の物理化学的・力学的挙動に関する研究-廃棄物処分場における遮水システムとしての応用
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12450413
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
山冨 二郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70107548)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 毅 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40262050)
茂木 源人 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (70182160)
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| Keywords | 膨潤性 / 粘土質岩石 / 廃棄物処分場 / 遮水システム / 応力-浸透流解析 / FEM解析 |
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| Research Abstract |
平成12年度は以下のことを行った。
(1)膨潤性粘土と硫化岩の物理化学的・力学的挙動に関する文献調査を行った。
(2)文献調査結果と海外の協力関係にある研究グループの研究成果を基に,膨潤性を有する粘土および粘土質岩石の力学的特性を明らかにするための実験装置に求められるスペックを検討し,発注した。
(3)実験装置について慎重に検討を行ったため,発注と納入が遅れたので,実験の成果として,今年度は十分なものが得られなかったが,次年度で挽回できるものと考えている。
(4)膨潤性粘土及び硫化岩の物理化学的・力学的挙動を記述し得る数学モデルの開発を,文献調査と実験結果を基に行った。また,応力-浸透流-膨潤挙動を解析するためのFEMコードの基本設計を行い,モデルと解析コードの検証を行った。次年度以降は,実験で明らかとなった事実も組み込んだ,モデルと解析コードの開発を行うが,その準備が終わったと言える。
(5)平成12年度に開発したFEM解析コードを使って,その膨潤特性・力学特性が公表されているモンモリロナイト質粘土について,膨潤圧測定試験のシミュレーションを行った。不飽和状態の粘土が持つ水分特性曲線(含水率とサクションの関係)が,膨潤挙動に大きな影響を与えることが明らかとなった。今後の実験によって,膨潤性粘土の水分特性曲線を求めることになるが,この水分特性曲線を得ることができれば,膨潤圧測定試験における,粘土の挙動を,開発したFEM解析コードにより,再現できることを確認した。
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Research Products
(1 results)
