2001 Fiscal Year Annual Research Report
山村地域の里山管理・利用における新たな主体形成-人的ネットワークの視点から
Project/Area Number |
12460065
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
井上 真 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (10232555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 裕規 森林総合研究所, 東北支所, 研究室長
山本 伸幸 島根大学, 生物資源科学部, 助手 (90284025)
安村 直樹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (70280948)
久保山 裕史 森林総合研究所, 東北支所, 研究員
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Keywords | 人的ネットワーク / 里山林 / 市町村行政 / 産直住宅 |
Research Abstract |
初年度に確認された里山管理の分析枠組み、すなわち(A)里山林地の所有、(B)里山林の利用・管理の内容、(C)里山林管理の主体、という三側面に着目して実態調査をおこない、アクターの動きやネットワーク形成の過程について把握した。成果の一部は下記の通りである。 1.宮崎県諸塚村 (1)枠組み:・所有:私有林 ・内容:針葉樹人工林。産直住宅材供給を目的とした優良材生産を通じた森林管理。 ・主体:行政主導の内発型。 (2)アクター:行政(役場企画課の産直住宅プロジェクト)、審議会メンバー(ブレーンはコンサル会社のスタッフ)、建築家グループ(このネットワークの核)、施主、現地見学ツアーへの参加者(この中から施主がでる)、森林所有者(建てられた家を逆に見学している) (3)ネットワーク形成過程 ・林業地だけで完結せずに、ユーザーまでネットワークが広がっている点が特徴。 ・行政は「葉枯らし」を推進。産直住宅はそれを使用。しかも45年生。 2.岩手県遠野 (1)枠組み:・所有:国有林 ・内容:シイタケ組合による部分林。シイタケ原木つくり。 ・主体:地域住民主体の内発型 (2)アクター:共用林組合(かつては山から薪をとったりした)、Iターン者、はやちね神楽のグループ
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Research Products
(1 results)