2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12460082
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
谷口 和也 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (40282082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 旭 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30002091)
吾妻 行雄 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (50292256)
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Keywords | マコンブ / ホソメコンブ / リシリコンブ / 光合成速度 / 栄養塩要求 / C / N比 / 成長と成熟 / 形態形成 |
Research Abstract |
コンブ属褐藻マコンブ、ホソメコンブ、リシリコンブの3種は、それぞれ正逆交雑が可能なので、変種段階にあるとする見解もある。そこで、これらの形態学的、生理生態学的特徴を把握するため、それぞれの原産地と異なった高水温、高栄養の宮城県松島湾において養殖を行った。 まず、養殖を行うに際して3種の標準産地の形態を比較した。マコンブは北海度南茅部町産、ホソメコンブは北海道岩内町産、リシリコンブは利尻島産である。マコンブは3種の中でもっとも厚みがあり、大型であるが、中帯部がリシリコンブより狭く、また葉状部の縁辺部が波皺する特徴を持っていた。ホソメコンブは薄く他の2種に比べて葉幅が著しく狭く、小型の藻体を持っていた。リシリコンブはマコンブに次いで大型で中帯が広い特徴を持っていた。そこで、これらの産地において採苗を行い、2000年11月から養殖を開始した。 11月から2001年2月までは、3種とも生長は著しく速く、1日あたり4.5cm〜6cmの生長速度を示した。この間、光合成速度と窒素、燐の吸収速度は、著しく速かった。したがって、初期における高成長は、高い光合成速度と栄養塩吸収速度によって、物質の蓄積がなされたためであると考えられた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 谷口和也,山根英人,佐々木國隆,吾妻行雄,荒川久幸: "磯焼け域におけるポーラスコンクリート製海藻礁によるアラメ海中林の造成"日本水産学会誌. (印刷中). (2001)
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[Publications] R.Komoto,N.Nakabayashi,Y.Agatsuma and K.Taniguchi: "Marine algal flora from Unosaki of Oga Peninsula, the Japan Sea coast of northern Honshu."Wildl.Cos.Japan. (in press). (2001)
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[Publications] 佐藤太津真,中田恵英,吾妻行雄,谷口和也: "福島県いわき市下神白沿岸の海藻"野生生物保護学会誌. (印刷中). (2001)
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[Publications] 中田恵英,吾妻行雄,谷口和也: "宮城県北上町十三浜沿岸の海藻"野生生物保護学会誌. (印刷中). (2001)
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[Publications] 吾妻行雄,小川美和,谷口和也,山田秀秋: "牡鹿半島泊浜沿岸の海藻"野生生物保護学会誌. 5・01-02. (2000)
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[Publications] 谷口和也(共著): "地球環境ハンドブック"朝倉書店. (2001)