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2000 Fiscal Year Annual Research Report

生体肝移植後の長期予後に関わる脂質および糖代謝異常と動脈硬化に関する研究

Research Project

Project/Area Number 12470252
Research InstitutionDokkyo Medical University

Principal Investigator

窪田 敬一  獨協医科大学, 医学部, 教授 (70260388)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 板倉 弘重  茨城キリスト教大学, 生活科学部, 教授 (20010366)
幕内 雅敏  東京大学, 医学部・附属病院・肝胆膵・移植人工臓器外科, 教授 (60114641)
Keywords生体肝移植 / 動脈硬化 / コレステロール胆石 / apoE / CETP
Research Abstract

平成12年度、東京大学医学部附属病院で20例、獨協医科大学病院で1例、合計21例の成人(平均44.5歳、29-59歳、男9例、女12例)に対し、生体肝移植を施行した。全例生存中にて経過観察している(平成13年2月1日現在)。プロトコールに従い、21例中20組のドナーとレシピエントの血液、胆汁を採取するとともに、レシピエントに対し身長、体重、血圧を記録し、超音波検査による頚動脈の内膜中膜厚,ブラークの有無、などのデータを蓄積している。
コレステロール胆石患者と正常人で胆汁への脂質排泄とapoE、CETP多型性との関係についての研究も継続して行っており、apoE多型性についての結果の一部は第99回日本外科学会総会にて既に発表した(H12、4、12、窪田、幕内他).スペイン人ではコレステロール胆石患者にはapoE4を発現している割合が有意に高いと報告されているが、我々の研究では胆石患者69人に占めるapoE4発現者は10.1%、コントロール60人では11.7%と有意差はなかった。また、胆汁中の平均コレステロール飽和度はE3群で7.5%、E4群で7.9%、CareyのCritical Tableを用いて算出した胆汁の平均コレステロール飽和インデックスはE3群で111、E4群で110となり、ともに差はなかった。apoE4の発現は日本人では胆汁へのコレステロール排泄にほとんど関与しないことを示唆している。以上のデータを含め、全データを整理検討し、論文にまとめている段階である。CETPについてもデータを整理検討中である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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