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2002 Fiscal Year Annual Research Report

自己硬化型細胞制御膜による骨組織再生と癒着防止に関する検討

Research Project

Project/Area Number 12470310
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

井上 一  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70033206)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 尾崎 敏文  岡山大学, 医学部附属病院, 講師 (40294459)
原田 良昭  岡山大学, 医学部附属病院, 講師 (80252964)
石川 邦夫  九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (90202952)
Keywordsアルギン酸ナトリウム / 塩化カルシウム / アルジネート膜 / 癒着防止 / 細胞遮断膜 / 骨伝導 / 骨細胞
Research Abstract

ラットにおける短期実験モデルにて、ステロイド添加による抗炎症効果とアルジネート膜吸収のコントロール作用について再度検討を行った。それによると、急性期の炎症細胞浸潤については、ステロイド添加群では、やや軽減されているようであるが、やはり異物巨細胞の出現によるアルジネート膜の吸収は活発であり、実験条件の設定によるものも考えられるが、明確な効果を見出すには至らなかった。
ビーグル犬での椎弓切除後の癒着防止効果について、中長期の観察を行った。顕微鏡による神経周囲の線維化の観察にて癒着を評価している。アルジネート膜群では、癒着が少なく良好な結果を示したものが多かったものの、対照群と大差ない例もあった。当初アルジネート膜吸収期間の差による影響を考えていたが、ステロイド添加効果についても、中長期ではあまり明瞭な違いは認めていない。アルジネート膜による癒着防止効果はあるものの、やはり手術操作による組織損傷や出血の影響が大きいのかもしれない。
in vitro実験の骨細胞cell line (MLO-Y4)に対するアルジネート膜の影響は、アルジネート膜上に播種した細胞では、顕微鏡下には骨細胞樹状突起の伸展は少なく細胞遮断膜効果を支持する。また骨特異蛋白(ALPおよびオステオカルシン)合成には、対照群との有意な変化を認めず、アルジネート膜による細胞障害性は認めていない。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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