2000 Fiscal Year Annual Research Report
看護研究に係わる教育・実践を支援するマルチメディアソフトの開発
Project/Area Number |
12470535
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
猫田 泰敏 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 助教授 (30180699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚本 尚子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 講師 (40283072)
飯田 恭子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (80289967)
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Keywords | 看護 / 研究支援 / 看護研究 / 研究デザイン / データ解析 / 統計手法 / ソフトウェア / CD-ROM |
Research Abstract |
本研究は看護研究を支援するためのマルチメディアソフトを開発することを最終目的とする。 本年度は以下の3点について研究を実施し、成果を得た。 1.看護研究の特性に関する文献学的検討 看護研究の一流雑誌として評価の高いNursing Researchの47巻1号(1998年)から49巻5号(2000年)までの論文計96編から、一定の条件を満たす83編を分析対象として、根拠(evidence)を得るために使用した研究デザイン、データ解析で使用した統計手法について分析した。研究デザインについては、縦断的研究は48編(内訳;RCT14編、準実験デザイン13編、単独群の追跡21編)、横断研究は27編、質問紙の開発5編、既存データベースを活用した研究3編であった。統計手法については、相関係数23件、分散分析22件、重回帰分析21件、t検定20件、カイ2乗検定18件、ロジスティック回帰分析8件、共分散構造分析8件、共分散分析5件、因子分析(探索的5件、確認的4件)などであった。 2.看護研究にかかわる国外のソフト開発状況の調査、内外のホームページ、CD-ROM等の収集 看護研究に関連したソフト(CD-ROM)として、Methodologist's Toolchest v3.0(IDEA WORKS,INC.)、Educational Research(Prentice Hall)を収集し、また、米国のDr.Holzemerが開発したCAIソフトに関する情報を得た。さらに、主に社会科学系の研究支援を目的とする多くのホームページが存在することが判明し、そのURLを整理した。 3.海外調査の実施 2で述べたDr.Holzemer(カリフォルニア大学サンフランシスコ校)を訪ね、彼が開発したソフトの視察、米国における看護研究にかかわる支援ソフトの開発・支援状況について現地調査を行うとともに、研究支援のあり方に関する意見交換を行った。
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