2002 Fiscal Year Annual Research Report
看護研究に係わる教育・実践を支援するマルチメディアソフトの開発
Project/Area Number |
12470535
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University of Health Sciences |
Principal Investigator |
猫田 泰敏 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 教授 (30180699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福井 小紀子 東京都立保健科学大学, 保健科学部, 講師 (40336532)
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Keywords | 看護 / 研究支援 / 看護研究 / 研究デザイン / データ解析 / 統計手法 / ソフトウェア / オーサリング |
Research Abstract |
本年度は、1.海外調査の実施、2.支援手順と提示教材の媒体化とオーサリング、3.成果の発表を行った。 1.海外調査の実施 米国における最近のCAI(computer assisted instruction)ソフトに関する具体的な知見や技術を得るために米国を訪問し、看護情報学のリーダーらと討論し、またメリーランド大学における看護情報学夏期例会(The annual summer institute in nursing informatics)における展示等を視察した。その結果、わが国で開発されているコンピュータ・ゲームが備えるアミューズメント性が、学習意欲の向上と継続の点から、今回作成するソフトに応用できる特性を秘めているのではないか、という着想を得た。 2.支援手順と提示教材の媒体化とオーサリング 昨年度に引き続き、Holzemer(UCSF)らが開発したソフト「Introduction to Research」を翻訳し、これを基礎として発表者らの作成した統計支援システム等を統合してコンテンツを作成した。Holzemerらのソフトのコンテンツは大きく、教科書、単語一覧、問題集に分類され、原文に忠実に訳出を進めた。また、オーサリングツールの選定では、電子ブック用のソフトを比較検討した結果、Holzemerらのソフトのコンテンツの構成や実現したい機能の点からエデュカートリッジ・データシステム(開発(株)メディアファイブ)を採用し、その編集機能を活用してソフト化を進めた。そして、作成したソフトの操作性向上のための事例検討を行った。 3.成果の発表 研究成果を、第22回日本看護科学学会学術集会(12月、東京)において発表した。さらに、2003年6月にはThe 8th International Congress on Nursing Informatics(Rio de Janeiro, Brasil)で発表する予定である。
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