2001 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者のサクセスフル・エイジングに繋がる生物学的活力の評価
Project/Area Number |
12480005
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
田中 喜代次 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (50163514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽根 博仁 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30312846)
金 憲経 東京都老人総合研究所, 疫学部門, 主任研究員 (20282345)
中村 榮太郎 京都大学, 総合人間学部, 教授 (00026808)
中塘 二三生 大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (50079125)
竹島 伸生 名古屋市立大学, 自然科学研究教育センター, 助教授 (00137126)
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Keywords | 高齢者 / サクセスフル・エイジング / 生物学的評価 / 活力 / 老化速度 / 運動 / ライフスタイル / 健康度 |
Research Abstract |
高齢者のサクセスフル・エイジングに繋がる生物学的活力の評価に向けて,以下の研究目的を設定した。【研究目的 1】10〜15年前に測定対象とした中高年者の総合的健康水準を再度測定し,その人たちの運動習慣やライフスタイルの調査結果と併せて,「運動の習慣化が若返りを可能にする」という仮説の検証を試みる; 【研究目的 2】運動がもたらす身体諸機能の老化遅延効果,もしくはQoLを支える主要な柱の一つである生物学的活力を評価する高齢者用の妥当な指標の作成,である。 2年目となる平成13年度においては,平成12年度に引き続き,選定された対象者の測定を予定していた。測定は順調に進んでおり,茨城県・大阪府・愛知県・福島県の高齢者のデータを地域的な偏りを少なくしながら収集している。また,昨年度に購入した超音波法による骨強度測定装置を用いて,新たな生物学的活力指標の開発に必要な骨情報の収集に努めている。平成14年度は,今年度と同様に測定を進めるとともに,結果をまとめて,その成果を国内外で発表していく予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Loy, Tanaka, et al.: "Health and fitness: A question of lifestyle?"ACSM's Health and Fitness Journal. 5. 15-19 (2001)
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[Publications] Holland, Tanaka, et al.: "Flexibility and physical function of older adults"Journal of Aging and Physical Activity. (in press).
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[Publications] Chang, Tanaka, et al.: "Functional fitness may be related to life satisfaction in older Japanese adults"The International Journal of Aging and Human Development. 53. 35-49 (2001)
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[Publications] Sakai, Tanaka, et al.: "Functional and locomotive characteristics of stroke survivors in community-based rehabilitation"American Journal of Physical Medicine & Rehabilitation. (in press).
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[Publications] Shigematsu, Tanaka, et al.: "Cross-validation and effects of exercise on instrumental activities of daily living(LADL) age in older Japanese women"Aging. 13. 385-390 (2001)
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[Publications] 中村, 田中ら: "パフォーマンステストによる慢性閉塞性肺疾患患者の身体活動能力の評価"日本呼吸器学会誌. 39. 231-237 (2001)
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[Publications] 田中喜代次, 重松良祐: "健康支援学入門"日本健康支援学会(編). 215 (2001)