2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12480076
|
Research Institution | HOKKAIDO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
赤間 清 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (50126265)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
棟朝 雅晴 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 助教授 (00281783)
水田 正弘 北海道大学, 情報メディア教育研究総合センター, 教授 (70174026)
|
Keywords | プログラム生成 / メタルール / 等価変換ルール / 確定節集合 / 仕様 / 正当性 / プログラム変換 / 優先度 |
Research Abstract |
1.メタ計算の一般理論を発展させた。 より広いクラスのルールを生成できるように、メタ表現を拡張した。具体的には、変数に対する制約条件を扱えるように表現の拡張を施し、それに対するメタ計算の理論を開発した。これによって、条件部を持つルールの生成が可能となった。また、それに対する理論的な基礎を検討した。たとえば最大値を求めるプログラムでは、ルールに変数の大小比較の条件が必要になる。これはメタ変数に不等式条件をつけ、それを用いて正しくメタ計算することで達成できる。 2.作成したプログラム自動生成システムを評価した。 (1)構文解析プログラムを自動生成する問題に適用した。その結果、著しい高速化が達成され、実用的に意味のあるプログラムが得られることが判明した。ただし、得られたプログラムは、単数ボディのNルールのプログラムである。これは、計算途中で分岐はないものの、非決定性は残っていることを意味する。したがって、実行部を拡大したり、さらには完全な決定性プログラムへ変換したりして、さらに高速化できる可能性がある。それについても実験的に検討したが、その過程の完全な自動化は今後の課題として残された。 (2)一階論理表現を用いて書かれた仕様からプログラムを生成する実験を行った。これもいくつかの例題で著しい高速化が達成された。たとえば、ある言語を受理するオートマトンを自動生成することができることが確認された。しかしその適用例はまだ少数であり、どの程度一般的にうまくいくかは充分解明されていない。とくにメタ計算のコントロールの問題は今後検討すべき重要な課題である。
|
-
[Publications] 馬淵浩司: "区間変数に関する包含制約の等価変換"人工知能学会誌. 17(1). 23-31 (2002)
-
[Publications] 小池英勝: "負制約の等価変換による問題解決の基礎理論"人工知能学会誌. 17(4). 354-362 (2002)
-
[Publications] Takahiko Ishikawa: "Multi-Head Rules in Equivalent Transformation"2002 IEEE International Conference on Intelligent Engineering Systems (INES2002). 333-338 (2002)
-
[Publications] Yuichi Yamamoto: "Obtaining More Efficient Programs by Accumulating Desirable Rules"2002 IEEE International Conference on Intelligent Engineering Systems (INES2002). 345-350 (2002)
-
[Publications] Kiyoshi Akama: "A Basic Framework for Infinite Computation"The 2002 International Conference on Artificial Intelligence (IC-AI' 2002). 1080-1086 (2002)
-
[Publications] Takahiko Ishikawa: "How to Make Programs from Problem Descriptions in the Equivalent Transformation Paradigm"Proceedings of the Third International Conference on Intelligent Technologies. 74-81 (2002)