2001 Fiscal Year Annual Research Report
空間描画ジェスチャ認識に基づく直感性と汎用性に優れた3次元CAD図形入力法の開発
Project/Area Number |
12480077
|
Research Institution | MURORAN INSTITUTE OF TECHNOLOGY |
Principal Investigator |
佐賀 聡人 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (90270793)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 幸司 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (00179269)
前田 純治 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (00002311)
|
Keywords | CAD / 手書き入力 / 図形認識 / ジェスチャー認識 / ヒューマンインタフェース / ペン入力 / バーチャルリアリティー / ファジー理論 |
Research Abstract |
本研究は,仮想空間中におけるフリーハンドの描画ジェスチャを空間図形として認識する基本技術「FSCI--3D」を確立し,それに基づいて正確な3次元CAD立体図形を一貫した直感的な操作で瞬時に生成できる汎用性に優れたヒューマンインタフェースを構築することを目的としている。平成12年度までに,空間描画動作のみから立体図形プリミティブを生成することが基本的に可能であることを実証しており,これを基に本年度は下記の各知見を得た。 1修正用ユーザインタフェースの設計 空間描画によって生成された立体図形プリミティブが完全にユーザの意図と一致しなかった場合に対応するための,修正用ユーザインタフェースの設計を行った。その結果、空間描画曲線のセグメンテーション.描画曲線認識結果の次候補選択,描画曲線認識結果の位置・姿勢に関する編集,の3点に関する修正を空間中のペン操作によって行えるユーザインタフェースを実現した。 23次元CAD図形プリミティブ入力システム構築 平成13年度の結果と上記1の結果を統合し,描画ジェスチャとペン操作によって直感的に3次元CAD図形を生成することのできる図形入力システム"BlueGrotto"および"Grand BlueGrotto"を試作した。また,実際に,立方体,直方体,球,円柱,円錐,トーラス,半球,円錐台,自由形状回転体,チューブ,など殆どの基本的な3次元図形プリミティブを「スイープ図形とスイープ経路の描画」および「ペン操作による微調整」という一貫した操作ですばやく入力することができる従来にない3次元図形入力が実現されることを確かめた。
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 小熊 基朗: "手書き曲線同定法FSCIにおけるファジネス生成モデルと推論ルールの同時学習最適化"電子情報通信学会論文誌 D II. 採録決定. (2002)
-
[Publications] 西住 直樹: "手書き認識に基づく3次元モデラーBlueGrottoにおける入力デバイスの抽象化"情報処理学会シンポジウムシリーズ「インタラクション2002論文集」. 2002・7. 55-56 (2002)
-
[Publications] 滝川 裕康: "手書き曲線同定法FSCIにおける同定アルゴリズムの改善"電子情報通信学会技術研究報告 PRMU 2001 194〜205. 101・568. 55-62 (2002)
-
[Publications] Yukinori SUZUKI: "Signal Processing and Pattern Recognition with Soft Computing"PROCEEDINGS OF THE IEEE. 89・9. 1297-1317 (2001)