2000 Fiscal Year Annual Research Report
数学と物理とを関連させた総合的学習の有効性に関する実証的研究
Project/Area Number |
12551004
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
佐伯 昭彦 金沢工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (60167418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根岸 秀孝 Texas Instruments社(株), E&PS事業部, 所長
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (10217325)
渡邊 信 東海大学, 海洋学部, 助教授 (70240489)
氏家 亮子 金沢工業高等専門学校, 一般科目, 講師 (30280382)
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Keywords | 総合学習 / 数学教育 / 理科教育 / グラフ電卓 / データ収集機 |
Research Abstract |
本研究の目的は,数学と物理とを関連させた総合的学習の教材をインターネット上に公開し,「総合的な学習の時間」の教材の有効性を実証的に明らかにすることである.本研究で開発する教材とは,身近な物理現象(振り子,ボールのバウンド,音,お湯の冷却,など)のデータを簡易センサーとデータ収集機(CBL:Calculator-Based Laboratory)で収集し,グラフ電卓を用いて数学的にモデル化し,最終的には,モデル化した方程式の物理的意味を考察する内容である. 平成12年度の研究では,以下のことを行った. (1)2回の研究会[7月8・9日(東京学芸大学附属高校大泉校舎),12月8・9日(金沢工業高等専門学校)]において,数学と物理とを関連させた総合的学習の教材を開発した.開発した9つの教材は,実際の教室で実践できるように(1)実験紹介編,(2)生徒用ワークシート,(3)教師用ガイド,の三部構成で開発した. (2)教材を広く公開するために教材冊子を作成した.印刷した教材冊子は210部で,その内の70冊を数学教育研究者に配付した.残りの冊子は,科学教育学会等の年会・研究会で配付する予定である. (3)金沢工業高等専門学校で「音の実験」授業の公開を行い,本研究で開発した教材の評価方法を検討した. 平成13年度の研究では,(1)新たなる教材の開発,(2)教材の見直し,(3)教材の実践,さらに,(4)学会・研究会等で研究成果を発表,(5)インターネットで教材を配付するホームページの開発,を行う予定である.
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Research Products
(1 results)