2001 Fiscal Year Annual Research Report
電子透かし技術を応用した画像情報管理システムの開発
Project/Area Number |
12555111
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
宮崎 明雄 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (70192763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫻井 幸一 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (60264066)
大濱 靖匡 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (20243892)
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Keywords | 電子透かし / ディジタルウォーターマーク / マルチメディア信号 / 情報セキュリティ / 電子メディア / 著作権保護 / 画像情報 / 映像情報 |
Research Abstract |
本研究では,一般ユーザがPC上で容易に利用できる画像情報管理システム(アプリケーションソフトウェア)の開発を目指して研究を行う.今年度は,これまでの研究成果を踏まえて継続研究を行い,電子透かしによる画像情報の保護管理について関連の研究者・技術者と議論を行い,画像情報の保護管理システムの開発を行った.今年度の研究成果は次の通り. (1)電子透かしによる画像情報の保護管理システムを開発するための基礎研究として,ウェーブレット変換を用いた新しい電子透かし方式を提案し,この方式を画像の部分的改ざんやすり替えなど悪意のある攻撃の有無を検出できるように改良した.また,画像の多重解像度表現を利用して新しい相関利用型の電子透かし方式を提案するとともに,この方式の理論的解析を行い,電子透かしの検出精度を改良した. (2)電子透かしによる画像情報の保護管理システムのセキュリティに関して、電子透かし方式の評価方法について議論した。周波数領域利用型の電子透かし方式に対して,透かし情報の埋め込み検出システムのモデル化を行い,このモデルを用いて量子化制御型及び相関利用型の電子透かし方式の性能(透かし情報量),品質(透かし入り画像の品質),及び耐性(画像処理や攻撃に対する透かしの強度)について議論し,電子透かし方式の評価方法を提案した. (3)上記1,2の結果を踏まえて,電子透かし技術による画像情報の保護管理システムとして,MPEG動画の再生・コピー制御方式,画像コンテンツの検索・識別方式,及び画像の認証・保護方式を提案した.また,Windows版・静止画用電子透かし埋め込み検出ソフトウェアの試作を行った.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Masataka Ejima: "On the Evaluation of Performance of Correlation-Based Watermarking Techniques in the Frequency Domain"Proc. International Technical Conference on Circuits/Systems, Computers, and Communications. 1巻. 271-274 (2001)
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[Publications] 岡本 晃宏: "モルフォロジカル信号処理を利用した電子透かし方式"電子情報通信学会論文誌. J84-A巻8号. 1037-1044 (2001)
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[Publications] 江島 將高: "周波数領域利用形電子透かし方式の性能評価について"電子情報通信学会論文誌. J84-A巻10号. 1272-1281 (2001)
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[Publications] 内山 文博: "電子透かしによる画像の認証と保護について"電子情報通信学会 第16回ディジタル信号処理シンポジウム講演論文集. 1巻. 343-348 (2001)
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[Publications] 宮崎 明雄: "画像の多重解像度解析を利用した電子透かし方式の解析"電子情報通信学会論文誌. J85-A巻1号. 103-111 (2002)
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[Publications] Akio Miyazaki: "Analysis of Watermarking Systems in the Frequency Domain and its Application to Design of Robust Watermarking Systems"IEICE Trans. on Fundamentals. E85-A巻1号. 117-124 (2002)