2000 Fiscal Year Annual Research Report
舗装構造における粒状材料の力学的解析および評価に関する研究
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12555130
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Research Institution | Ishikawa National College of Technology |
Principal Investigator |
西澤 辰男 石川工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (00143876)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小梁川 雅 東京農業大学, 地域環境科学部・生産環境工学, 助教授 (00175340)
上浦 正樹 北海学園大学, 工学部・土木工学科, 教授 (10305899)
村井 貞規 東北工業大学, 土木工学科, 教授 (00111261)
野田 悦郎 日本道路株式会社, 技術研究所, 主任研究員
高橋 修 運輸省, 港湾技術研究所・土質部・滑走路研究室, 主任研究官
八谷 好高 運輸省, 港湾技術研究所・土質部・滑走路研究室, 室長
竹内 康 東京農業大学, 地域環境科学部・生産環境工学, 講師 (90271329)
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Keywords | 舗装 / 粒状材料 / 路盤 / 構成則 / 3次元有限要素法 / 構造設計 / 光弾性実験 |
Research Abstract |
本研究は,舗装構造における粒径数十mmからなる粒状材料層の合理的な設計法を確立することである.そのために粒状材料の力学的な挙動をモデル化し,構造モデルに組み入れなければならない.この目的のために本年度実施した研究作業は以下のようである. 1.路盤を含めた舗装構造を合理的に解析するためには,各層の3次元的な応力状態を正確に知ることが第一である.そのためのツールとして3次元有限要素法に基づいた舗装構造パッケージを開発した.舗装各層は3次元ソリッド要素に分割し,各層の境界面の接着状態をモデル化するために,汎用境界面要素を開発した.そこではすべり,はがれを含めた多様な状態を考慮することができる.また,コンクリート舗装の横目地を考慮するために,新たにダウエルバー要素を組み入れることとした. 2.光弾性実験によって,層構造における粒子同士のミクロな応力状態を視覚的に検討した.本実験では粒子をアクリル樹脂によってモデル化し,粒度を変化させてパッキングした.そこに荷重を作用させて,粒子内の応力,荷重の伝達分布を観測した.その結果,樹枝状の応力伝達経路を確認した.その様子は粒度によって大きく異なるため,現在粒度を変えて,樹枝状の応力伝達経路を定量化することを試みている. 3.研究分担者の上浦が英国において開催された道路建設における粒状材料に関する国際会議に出席し,情報収集を行った.それらを含め,海外の研究動向についてのレビューを行った.
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Research Products
(1 results)