2001 Fiscal Year Annual Research Report
閉鎖水域の低質ヘドロおよび水質の浄化と水生生物環境の蘇生に関する研究
Project/Area Number |
12555150
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Research Institution | Tokuyama College of Technology |
Principal Investigator |
大成 博文 徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (30045041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐賀 孝徳 徳山工業高等専門学校, 土木建築工学科, 助教授 (60124096)
氷室 昭三 有明工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (90165134)
高橋 正好 産業技術総合研究所, 環境管理研究部門, 主任研究員
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Keywords | マイクロバブル / 水質浄化 / ダム貯水池 / 水環境 / 生理活性 / 水産養殖 / カキ / アコヤガイ |
Research Abstract |
マイクロバブル発生技術を用いて,閉鎖水域の水質浄化および水生生物の生理活性による水環境の蘇生化に関する研究において,以下の成果を得た. (1)比較的浅いダム貯水池において,無酸素水域化された下層に空気マイクロバブルおよび純酸素マイクロバブルを供給し,その水質改善を行った,マイクロバブルの拡散範囲は,装置設置地点を中心に上下流約100mの笛囲に拡散することが明らかとなった,また,溶存酸素浪度が無酸素水域から改善される地点において酸化還元電位の最大値が現れることを明らかにした. (2)マイクロバブル技術をホタテ養殖に適用し,その成長促進を実現することで,養殖期間の短縮,養殖作業環境の改善,味覚の向上,有害重金属の除去などを実現した.また,マイクロバブルによるホタテ血流促進効果を解明した.その結果,北海道噴火湾におけるホタテブランドの創生を実現した. (3)マイクロバブル技術を真珠養殖に適用し,アコヤガイの成長促進および斃死防止,赤変化防止を実現した.また,マイクロバブルが真珠層の形成に重要な役割を果たすことを明らかにし,従来の2,3倍の効果を得た,さらに,従来の真珠養殖法の重要な改善がなされ,マイクロバブルを用いた新しい真珠養殖法を確立した.同時に,マイクロバブルによるアコヤガイの生理活性効果を確認した.その結果,三重県志摩町における真珠業者の復興の可能性を明らかにした.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 大成博文他5名: "マイクロバブル技術によるカキ養殖効果"水工学論文集. 46. 1163-1168 (2002)
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[Publications] 大成博文他5名: "曝気形態と貯水池深層水質との関係について"水工学論文集. 46. 1001-1006 (2002)
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[Publications] 大成博文他5名: "マイクロバブルによる富栄養化貯水池の水質改善工と浄化効率"水工学論文集. 45. 1201-1206 (2001)
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[Publications] 大成博文: "マイクロバブル技術による水産養殖実験"伝熱. 40. 2-7 (2001)
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[Publications] 大成博文: "マイクロバブル技術による広島若ガキの復元"瀬戸内海. 25. 36-41 (2001)
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[Publications] 大成博文他3名: "マイクロバブル技術による貯水池の水質浄化法の開発"電力土木. 35-4. 32-37 (2000)