2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
12557073
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石橋 忠司 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (40151401)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梨原 宏 東北工業大学, 工業意匠学科, 教授 (40128971)
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Keywords | ニチノール / ステント / インターベンション |
Research Abstract |
平成14年度は試作したステントを目的臓器へ挿入するためのdeliveryの開発と、生物学的安全性の検討を行った。記憶金属の拡張処理後にもとの小さな形状にもどして、小さな筒状のdeliveryに格納することは容易でなく、低温処理、マウント工具の開発に時間がかかった。この技術もようやく解決のめどがたち、ステントがマウントされた状態の試作品が完成した。 自己拡張型である利点を生かすべき柔らかで、且つスムーズな挿入可能なdeliveryの試作を行った。総合的に我々の開発したステントの物理的特性を引っ張り試験、曲げ試験などを行いやわらかな特徴であることを確認した。 さらに、生体安全性試験として、生犬の腸骨動脈にステントを留置して、既存のステントの比較実験を行った。 また、予備実験の短期成績で有意な内膜肥厚抑制効果を認め、長期の良好な成績も期待されると思われる。 研究成果はInnwevision17;9,2002、に公表しInternational Congress of Radiology 2002 (Mexico)にて発表(Certificate of Merit賞を受賞)、さらに日本IVR学会でシンポジウムにても成果を発表予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 石橋 忠司: "メディカルトレンド2002高度屈曲可能な自己拡張型ニチノールステントの開発"Innervison. 17巻. 36-40 (2002)
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[Publications] T.Yamada, T.Ishibashi et al.: "Non-functional Adrenocortical adenomas Containing Fat Components"Clinical Radiology. 57巻. 1034-1043 (2002)
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[Publications] Y Nakamura, T Ishibashi et al.: "Muscle sarcoidosis following malignant lymphoma : diagnosis by MR imaging"Skeletal Radiology. 31巻. 702-705 (2002)
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[Publications] H Ito, T Ishibashi, et al.: "Cardiovascular Imaging in-a-Month"Journal of Cardiology. 39巻. 59-62 (2002)
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[Publications] T.Yamada, T.Ishibashi et al.: "Two cases of adrenal hemangioma : CT and MRI Findings with Pathologic Correlations"Radiation Medicine. 20巻. 51-56 (2002)