2002 Fiscal Year Annual Research Report
実際の机の上を共有できる遠隔的共同学習支援システムの研究
Project/Area Number |
12558009
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Research Institution | Institute of Engineering Mechanics, University of Tsukuba |
Principal Investigator |
葛岡 英明 筑波大学, 機能工学系, 助教授 (10241796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 晶子 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 講師 (00325896)
野村 泰朗 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (30312911)
山崎 敬一 埼玉大学, 教養学部, 教授 (80191261)
三樹 弘之 沖電気工業(株), インフォメーションテクノロジラボラトリ, 研究員
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Keywords | 遠隔共同学習 / CSCW / グループウェア / 実世界志向インタフェース / 触覚フィードバック / 遠隔会議 / 国際情報交換 カナダ イギリス |
Research Abstract |
地理的に離れた場所にいる2人の生徒が、あたかも1つの机を挟んでいるかのようにして、机の上の教材(実物体とコンピュータによる表示の両方)を共有しながら共同学習ができるシステム(Agora)の開発をおこなった。このシステムの特徴は、対話者の映像、作業空間、カメラを適切に配置することによって、対話者の志向の観察を容易にした点である。また、手振りの遠隔投影や遠隔走査型のレーザポインタを利用することによって、遠隔地の机上の書類に対して、直感的な操作でポインティングすることも可能とした。 さらに、Agoraシステムをプラットフォームとしたアプリケーションとして、2種類の研究を実施した。1つは、ペン型の触覚フィードバックデバイス(Haptic Pen)の開発である。机の上に表示された映像をHapticPenでポインティングすると、その映像に応じてペン先が伸縮し、ユーザに触覚がフィードバックされる。たとえば、ボタンの映像の場合はボタンを押下したような感覚が得られ、地図をポインティングすると、等高線に応じてペンが伸縮する。 もう1つは、手で触ることができるデバイスを使って、実際に手で操作可能な作業空間と、様々な情報を提供する情報空間とを融合した空間を実現し、ものづくり活動およびプログラミング活動を、学習面、実践面で支援する学習支援システムの開発を目指した研究である。このために、ブロック玩具と同様に手で組み立てることができるIBlocK、遠隔共同学習を支援するCosyPodの開発をおこなった。
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[Publications] 太田 祥一: "Head Mounted Display (HMD)によるShared-View Systemを用いた遠隔指示・支援システムの検討"日本救急医学会雑誌. 11巻・1号. 1-6 (2000)
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[Publications] 平野 和彦: "バリアフリーATMのための触覚記号に関する実験的研究"ヒューマンインタフェース学会論文集. 3巻・3号. 51-60 (2001)
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[Publications] 山崎 敬一: "リモートコラボレーション空間における時間と身体的空間の組織化"組織学会誌「組織科学」. 36巻・3号. (2003)
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[Publications] 岡田 美智雄: "身体性とコンピュータ"共立出版. 432 (2000)