2002 Fiscal Year Annual Research Report

インターネット発信型「バーチャル統計学部」の構築

Research Project

Project/Area Number	12558021
Research Institution	The University of Tokyo
Principal Investigator	松原望東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20000185)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	白旗慎吾大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10037294) 小西貞則九州大学, 大学院・数理学研究院, 教授 (40090550) 大隅昇統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 教授 (80000206) 柳川尭九州大学, 大学院・数理学研究院, 教授 (80029488) 長畑秀和岡山大学, 経済学部, 教授 (70135672)
Keywords	データ・マイニング / ウェブサイト情報 / アンケート自由回答 / ブートストラップ / 非線形手法 / 多変量解析 / 統計調査法 / 遠隔学習
Research Abstract	(松原)「バーチャル統計学部」のi)システム部分(外枠組み)をほぼ完成し、ii)カリキュラムを確定した。i)「システム部分」:学部部分は、教養課程と専門課程の2レベル、大学院部分は修士・博士レベル、計11講義を配置した。1講義は、解説、例題、練習題、文献欄からなる。形式はpdf.ファイルで、例題、練習題はEXCELファイルをリンク。コンテンツは最低10ページとし、ウェブヘのリンクで代替可能。トップページも決定(略)。ii)のカリキュラムは、研究協力者の今年度の研究から作成。来年度でそのコンテンツ化作業を終了。協力者以外の講師もウェブリンクにより参加。(大隅)テキスト型データの解析方法、マイニング手法としての解析システム:WordMinerの開発を、産学協同研究の一環として進め、市場に公開した。(前田)標本調査によるデータに対する効果的な多変量データ解析の適用法について検討した。(清水)国内外における統計科学関連のWebサイトのうち、インターネット利用者にとって有用と思われるものを収集・選択し、それらの特徴をよく表し得るいくつかの区分により分類・表示することを試みた。(平野)多値依存系列(exchangeable)で、長さ有限のパターンに対しその逆パターンの待ち時間分布はもとのパターンのそれに等しいことを示した。(小西)複雑な現象構造を有効に捉え、予測能力に優れた統計的モデリング手法について研究を行い、実用的な非線形手法を開発した。(柳川)超過変動がある場合の傾向性の検定法について研究した。特に、反応が非線形で、かつ超過変動を持つ場合の検定法を開発した。(長畑)乱数を用いたシミュレーションにより、データ発生とその処理法を体験するための教材作成をし、その内容を含む本の出版を行った。(白旗)色々な乱数の生成・有限な標本サイズの場合での分布の近似理論の検証、シミュレーションによる統計推測、各種分布の関係等に関するグラフィックソフトを作成した。

Research Products
(7 results)

All Other

All Publications (7 results)

[Publications] 大隅昇: "インターネット調査の適用可能性と限界-データ科学の視点からの考察-"行動計量学. 29巻7号. 20-44 (2002)
[Publications] 前田忠彦: "郵送調査法の特性に関する研究"統計数理研究所研究教育活動報告. No.14. 1-106 (2002)
[Publications] 清水信夫: "WWW上の統計関連情報について"日本統計学会第70回大会講演報告集(2002年度統計関連学会連合大会). 140-141 (2002)
[Publications] Konishi, S.: "Theory for statistical modeling and information criteria Functional approach"Sugaku Expositions. 15-1. 89-106 (2002)
[Publications] Yanagawa, T.: "Assessing the joint effects of chlorinated dioxin, some pesticides and polychlorinated byphenyles on thyroid hormone status in Japanese breast fed infants"Environmetrics. (印刷中).
[Publications] 白旗慎吾: "設問別解答率析布図について"大学入試研究ジャーナル. 12. 81-86 (2002)
[Publications] 長畑秀和: "ORへのステップ"共立出版. 182 (2002)

2002 Fiscal Year Annual Research Report

インターネット発信型「バーチャル統計学部」の構築

Principal Investigator

松原 望 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20000185)

Research Products

[Publications] 大隅 昇: "インターネット調査の適用可能性と限界-データ科学の視点からの考察-"行動計量学. 29巻7号. 20-44 (2002)

[Publications] 前田 忠彦: "郵送調査法の特性に関する研究"統計数理研究所 研究教育活動報告. No.14. 1-106 (2002)

[Publications] 清水 信夫: "WWW上の統計関連情報について"日本統計学会第70回大会講演報告集(2002年度統計関連学会連合大会). 140-141 (2002)

[Publications] Konishi, S.: "Theory for statistical modeling and information criteria Functional approach"Sugaku Expositions. 15-1. 89-106 (2002)

[Publications] Yanagawa, T.: "Assessing the joint effects of chlorinated dioxin, some pesticides and polychlorinated byphenyles on thyroid hormone status in Japanese breast fed infants"Environmetrics. (印刷中).

[Publications] 白旗 慎吾: "設問別解答率析布図について"大学入試研究ジャーナル. 12. 81-86 (2002)

[Publications] 長畑 秀和: "ORへのステップ"共立出版. 182 (2002)

松原望東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (20000185)

[Publications] 大隅昇: "インターネット調査の適用可能性と限界-データ科学の視点からの考察-"行動計量学. 29巻7号. 20-44 (2002)

[Publications] 前田忠彦: "郵送調査法の特性に関する研究"統計数理研究所研究教育活動報告. No.14. 1-106 (2002)

[Publications] 清水信夫: "WWW上の統計関連情報について"日本統計学会第70回大会講演報告集(2002年度統計関連学会連合大会). 140-141 (2002)

[Publications] 白旗慎吾: "設問別解答率析布図について"大学入試研究ジャーナル. 12. 81-86 (2002)

[Publications] 長畑秀和: "ORへのステップ"共立出版. 182 (2002)