2001 Fiscal Year Annual Research Report
中国東北部におけるアルタイ語族の諸民族のシャーマニズムと社会に関する人類学研究
Project/Area Number |
12571020
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
クネヒト ペトロ 南山大学, 人文学部, 教授 (00121468)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黄 強 中部大学, 国際関係学部, 教授 (90329673)
畑中 幸子 中部大学, 国際関係学部, 特任教授 (00019340)
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Keywords | 国際研究者交流 / 多国籍中国・日本・スイス・ドイツ / 文化人類学 / 社会人類学 / シャーマニズム / 少数民族 / 国際情報交換 / 社会変化 |
Research Abstract |
クネヒト・ペトロ 1.)2001年8月26日から9月16日まで内蒙古の海拉爾市を中心に、昨年に会ったシャーマンと再会し、データを確認した。新しく3名のシャーマンと会い、儀礼を見学する機会を得た。今回、シャーマンの成巫過程と彼らの病因観と病気直しについて調査した。かっての有名なシャーマンについて調査する関係でトナカイ・エウェンキのキャンプを訪ねる機会を得た。 2.)2002年2月20日から3月1日までドイツのビーレフェルトで個人が持っているトナカイ・エウェンキに関する貴重な資料を閲覧して、調査した。 3.)2001年8月16日、エストニアのViljandiで第6回のConference of the International Society for Shamanistic ResearchにおいてFieldwork among Shamans in Chinaと題して研究発表をした。 畑中幸子 2001年8月17日から9月16日までの間に黒龍江省でオロチョン族の生活、生業と社会について現地調査した。今回は、定住政策がオロチョン族の生活、社会組織と価値観にどのような変化をもたらしているかを調査した。ハルピンで研究者に会って、資料を収集した。 黄 強 1.)2001年8月19日から9月9日まで、長春市と吉林市等を中心に満州族のシャーマニズムと社会変更、シャーマンの守護神であるキツネ、蛇などの動物霊に関する信仰を調査した。 2.)2002年1月3日から2日1日までハルピンと北京の社会科学院の研究者に会って、中国のシャーマニズム研究の現状況と動向について調査し、図書館等で最新の文献を収集した。
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Research Products
(1 results)