2001 Fiscal Year Annual Research Report
仏国所在の近代以前日本関係書籍に関する日仏共同学術調査
Project/Area Number |
12571036
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
松野 陽一 国文学研究資料館, 館長 (50005823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 誠 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (70094696)
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
岡 雅彦 国文学研究資料館, 副館長 (20044729)
鈴木 淳 国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (40162953)
谷川 惠一 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (10171836)
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Keywords | 和本 / 絵入版本 / 書誌解題目録 / 国際研究者交流 / フランス |
Research Abstract |
1.資料調査・解題目録の作成:大学間相互利用機関 国立東洋語図書館 松野、岡、田渕、谷川、堀川(研究協力者:小川、久保木、中野、齋藤) 国文研との調査協定に基づき、昨年度に引き続き今年度も国文研スタッフが四回にわたって渡仏し、主に十九世紀末から二十世紀前半にかけて収集された日本書籍の調査を行なった。昨年度は、当館の調査カードに基づいた簡略な書誌データをとったのみであったが、今年度から、国内近代文献調査と同様の、パソコンとデジタルカメラによる本格的な調査にすべて切り替えた。そのため、全体の調査点数は300点程度にとどまったが、データの精度は格段に向上し、また、フランス側からもこの調査方式に大きな関心が寄せられ、今後の海外調査のモデルケースとして着目された。調査の過程で、1867年のパリ万国博覧会で出品された日本書、伝来の少ない生物図譜の彩色写本、古活字本の『吾妻鏡』など、調査終了後はデジタルデータとして公開すべき書物の少なくないことがわかり、国立東洋語図書館長との協議の結果、撮影の合意に達した。また、解題目録も図版入りで共同編集することが確認された。 2.共同研究:フランスの日本学研究者の国文研における共同研究 アンヌ バイヤール サカイ(フランス国立東洋語研究所)、ジャン ジャック チュディン(パリ第7大学)並びに、コレージュ・ド・フランス日本学高等研究所と国文学研究資料館との間で取り交わされた学術協定に基づき、ユベール ドゥラエ氏が来館、日本側研究者との共同研究を行い、在フランス日本古典籍資料の書誌学的検討とその電子情報化に関する研究・打合せを行なった。
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