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2002 Fiscal Year Annual Research Report

教師のリーダーシップ・トレーニング技法の開発と有効性の検討

Research Project

Project/Area Number 12610142
Research InstitutionFUKUOKA PREFECTURAL UNIVERSITY

Principal Investigator

橋口 捷久  福岡県立大学, 人間社会学部, 教授 (00037045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上野 行良  福岡県立大学, 人間社会学部, 助教授 (80265016)
Keywords教師のリーダーシップ / リーダーシップ・トレーニング / PM理論 / スクール・モラール / 集団決定 / 自己評価 / 他者評価 / ストレス
Research Abstract

本研究は、平成9-11年度の研究を継承した3力年計画の3年目として公立小学校教師と私立中学校教師を対象に2つの研究計画を実施した。
(1)福岡県小郡市と三井郡の小学校教師の2つの研究会の協力を得て、7学級7名の教師(生徒数190名)を対象として、3回の調査(予備調査を含む)と、3回の集合研修(基礎研修,第1回・第2回PMトレーニング)と、3期間にわたる集合研修後の自己研修を実施した。
まず平成14年5月の予備調査では、生徒に「先生に止めてもらいたいこと」「先生にしてもらいたいこと」を無記名で自由記述させた。平成14年6月中旬に半日コースの基礎研修(KJ法による分類と分析、集団討議、行動目標決定、集団決定)を実施した。
つぎに学級のグループ・ダイナミックスを把握する第1回調査を、平成13年6月下旬に実施した。調査内容は、担任教師のリーダーシップ行動とスクール・モラール(学校に対する態度、学級連帯性、学習意欲、学級雰囲気)、教師像、生徒の交友関係、教師のストレス、生徒のストレス等である。P、M2因子とスクール・モラールとの関係は、従来のPM研究と一致して、リーダーシップの効果性は、PM>M>P≧pmの順位であった。
これらの結果を基礎として、8月下旬にフィードバック・データの分析と集団決定法を中心とした1日コースの第1回PMトレーニングを実施した。学級における自己研修期間は,平成14年9月〜平成13年12月である。1ヶ月単位のリーダーシップ行動実践、実践行動の振り返り等の4ラウンドからなる。11月中旬に第2回調査を実施し、その結果を12月下旬の半日コースの第2回PMトレーニングで自己研修効果としてフィードバックし、前回同様の行動目標決定,集団決定を行った。さらに自己研修期間を平成15年1月〜2月まで2ラウンド実施し、8ヶ月に及ぶトレーニングの総括として、レポート「明日からの私のリーダーシップ行動」を3月中旬に提出して、トレーニングは修了する。
(2)福岡県私学協会の協力を得て、福岡市内の中高一貫教育をしている男子校中学1年〜3年7学級7教師(263名)を対象とした研修を実施した。中学校の研修では、小学校の研修に加えて、平成15年2月下旬に第3回調査を実施して、自己研修の効果を検証する。さらに、従来の研修では、自己研修期間中のトレーナーとトレーニーの連絡は郵便で行われていたが、本研修では電子メールを活用した。トレーナーの事務量の削減と連絡時間の短縮に大いに役立った。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 橋口捷久: "小学校教師のPMリーダーシップスタイルとイメージ"産業・組織心理学第17回大会発表論文集. 17. 54-57 (2000)

  • [Publications] 橋口捷久: "小学校教師のPMリーダーシップスタイルとイメージ-好かれる教師と嫌われる教師との差異-"福岡県立大学紀要. 11・2. 51-62 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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