2000 Fiscal Year Annual Research Report
学校教師が行うカウンセリング的個別対応の事例研究法によるモデル化
Project/Area Number |
12610150
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Research Institution | Koshien University |
Principal Investigator |
角田 豊 甲子園大学, 人間文化学部, 助教授 (30233670)
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Keywords | 学校臨床 / 事例研究 / 教師のカウンセリング / 生徒指導 / 教育相談 / 養護教諭 / 青少年問題 / 臨床心理学 |
Research Abstract |
本年度は学校教師との事例研究会を定期的に行うために、以下のように計画・実施された。適宜、電子メールまたは郵便にて連絡を取りながら行われた。 (1)2000年7月1日 事例研究会発足に向けて、どのような事例を対象にするか(問題行動の内容、校種、一般教員と養護教諭)と今後の具体的な計画について、香川大学付属坂出中学教官教諭と打ち合わせを行った(場所:甲子園大学)。 (2)2000年7月 (1)の話し合いを元に、小学校教諭、高等学校教諭、高等学校養護教諭らに主旨と事例研究会参加を打診し、了解を得た。 (3)2000年8月28日〜29日 参加教諭が集まり、個々の事例内容について、大枠の話し合いを持った。その中から、具体的にいくつかの事例が選定された。(場所:アウイーナ大阪) (4)2000年9月-12月 研究代表者が、事例報告用フォーマットを作成し、全参加教諭に配布した。それを用いて、各教諭が、各々の事例をまとめる作業に入った。 (5)2001年1月26日〜29日 1回目の事例研究会が開催された。各事例について、3時間を設定し、事例報告の後、他の参加教諭の意見、また、その後、研究代表者が臨床心理学の立場から意見を述べ、相互ディスカッションを行った。経過は録音して記録した。(場所:アトリウム長岡) (6)2001年2月-3月 (5)に対して、個々の参加者がどのような感想を持ったかを電子メールにて調査した。それを元に、次年度の事例研究会のあり方を改善する。また、(5)の内容をまとめ、文書データ化する。
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