学校教師が行うカウンセリング的個別対応の事例研究法によるモデル化

2001 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 12610150
• Research Institution: Koshien University
• Principal Investigator: 角田 豊 甲子園大学, 人間文化学部, 助教授 (30233670)
• Keywords: 学校臨床 / 事例研究 / 教師のカウンセリング / 生徒指導 / 教育相談 / 養護教育 / 青少年問題 / 臨床心理学

Research Abstract

本年度は引き続き学校教師との事例研究会を定期的に行うために、以下のように計画「実施された。適宜、電子メールまたは郵便にて連絡を取りながら行われた。
(1)2001年6月〜7月
今年度の事例検討会に向けて、小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭、高等学校養護教諭らと事前に、個々の事例内容について電子メールや郵便にて連絡を取り合い、事前準備を行った。
(2)2001年8月24日〜26日
参加教諭が集まり、昨年度から数えて第2回目の事例研究会が開催された。各事例について、3時間を設定し、事例報告の後、他の参加教諭の意見、また、その後、研究代表者が臨床心理学の立場から意見を述べ、相互ディスカッションを行った。経過は録音して記録した。(場所:香川ホテル・オークラ)
(3)2001年9月〜10月
第2回の事例研究会について、その後の参加者の感想を電子メールにて調査した。
(4)2001年12月〜2002年1月
(3)に基づき、さらに改善点を検討し、第3回目の事例検討会に向けて、参加教諭と電子メール等にて連絡を取り合い、事前準備を行った。
(5)2002年2月15日〜17日
3回目の事例研究会が開催された。各事例について、3時間を設定し、事例報告の後、他の参加教諭の意見、また、その後、研究代表者が臨床心理学の立場から意見を述べ、相互ディスカッションを行った。経過は録音して記録した。さらに、次年度に向けて、事例検討会で得られたデータならびにディスカッションの記録をどのように整理し、とりまとめていくかについて、検討がなされ、作業計画の策定がなされた。(場所:メルパルク東京)