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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ハイリスク児の認知情動発達-可塑性と予後-

Research Project

Project/Area Number 12610155
Research InstitutionTsurumi Junior College

Principal Investigator

斎藤 晃  鶴見大学短期大学部, 保育科, 助教授 (10225691)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多田 裕  東邦大学, 医学部, 教授 (90197369)
Keywordsハイリスク児 / 認知情動発達 / 可塑性 / ブラゼルトン検査 / 心拍 / 脳波
Research Abstract

平成15年2月末現在,計14名の協力者を得ている。退院後18カ月に達した者3名,12カ月に達した者9名である。18ヵ月の時点でベイリー発達検査,を12カ月の時点でアタッチメントの母子分離再会実験を施行した。
昨年度報告と同様に,満期産児と早産児との最大の相違点はNBAS結果の方位反応と啼泣性である。早産児は退院後1〜3ヶ月で満期産児と同レベルの方位反応を示すようになる。また早産児の退院後1〜2ヶ月における啼泣性は非常に低く,3ヶ月になり満期産児と同様の啼泣性を示す。ただし,この満期産児のレベルに到達するパターンには大きな個人差が示された。
心拍,脳波は児の自然入眠を待って測定した。心拍データはパワースペクトル分析を行った。いずれの児も退院後3ヵ月になると高周波成分,すなわち副交感神経成分の急増を示した。
脳波は児の睡眠中に10-20法を用いてFp1,Fp2,C3,C4,O1,O2,T3,T4,の8ポイントにて測定した。サンプリング周波数は200Hzである。各測定ポイントごとパワースペクトル分析を行い,デルタ波,シータ波,アルファ波,ベータ波の4周波数を抽出した。その結果,加齢に伴い,特にC3,C4においてアルファ波の顕著な増大を示す児が多数見られた。
新生児期におけるNBAS結果心拍,及び脳波周波数の個人差が環境との相互交渉を経て,認知・情動発達にどのような影響を与えるかを現在検討中である。

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Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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