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2000 Fiscal Year Annual Research Report

現代医療における情報開示「問題」の社会的構築

Research Project

Project/Area Number 12610175
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

平 英美  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (10135501)

Keywordsカルテ開示 / 看護記録開示 / 医療情報開示 / アンケート調査 / ガン告知
Research Abstract

交付申請書に記したとおり、本年度は、「アンケート調査」を主に行い、一部、「聞き取り調査(質的調査)」も手がけた。
前者は、「カルテ開示についてのアンケート」と「看護記録開示についてのアンケート」の2種類の調査票を作成し、滋賀県の医師全数(開業医と病院勤務医)と病院勤務の看護婦(士)の全数に配布した。対象ケース数は、それぞれ2000と3500からなり、当初計画よりもかなり大規模なものになった。これには、滋賀県医師会から一定の協力が得られたことが大きく与っている。アンケートは、「カルテ(看護記録)開示の請求があった場合どのように対応するか」を中心に、「カルテ(看護記録)をどのようなものとして捉えているか」「カルテ(看護記録)開示が現在よりも広く行われるようになった場合、カルテの書き方や医療全般がどのように変わるか」等を尋ねる質問項目、20数問からなっている。これまで、カルテ(看護記録)開示に関しては、小規模なものは除き、日本医師会や、厚生労働省による調査が行われていないこともあり、学術的には初の本格的な調査になったと思われる。まだ、回収途中であるので、分析は次年度にかけてにずれ込むが、同じく次年度に予定している患者や一般市民を対象にした意識調査と総合して、医療における情報開示問題についての全体像が描けるものと考える。
「聞き取り調査」は、アンケートの回答者のうちインタビューに応じてもよいと答えた方の中からできるだけ多くのかたを訪ねる予定である。また、医療における情報開示問題の一つとして、カルテ(看護記録)開示とは別に、いわゆる「ガン告知」にかんするデータ(録音)を入手し、現在分析中である。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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